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WOWOW・ノンスクランブル枠のアニメ「課長王子」と「Niea_7」を紹介したい!

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かつてWOWOWではスクランブル枠(いわゆる有料放送)以外に受信設備があれば視聴可能な”ノンスクランブル枠”で放送するアニメがあった。

今の様に専門チャンネルやインターネットがあまり一般的でなかった事もあってメジャーな作品は少なかったが、決して駄作・凡作では無かった。 

 

メジャーとは言い難い、そんな埋もれた作品にスポットを当てて紹介したい。

全体的にアニメのテイストが古いが、15年以上前の作品なので「こんなのもあったんだなぁ」と軽く流して貰えれば幸いである。

そう、今現在のアニメでは無く、1999年~2000年代のアニメである。

Niea_7

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地方の高校を卒業したまゆ子は、予備校に通うために上京した。しかし、下宿先の銭湯の自分の部屋には、すでに先客が待っていた。異星人の少女のニアである。まゆ子はこの異星人との共同生活を、不本意ながら開始する。

 

苦学生のまゆ子は身勝手な同居人の存在に苛立ちつつも、何とか2人の生活を必死で維持しようとする。優しい地球人や、決して悪者ではないが一癖ある破天荒な異星人達に囲まれて、2人の日々はいつも賑やかに騒々しく過ぎて行く。

NieA_7 - Wikipedia 

 

初見でパッと読める人が少ないでタイトルが返って印象的な作品。

タイトルは"Niea_7"と書いて「ニア・アンダーセブン」と読む、ちょっと難読タイトル。

岐阜県でいう所の「各務原」的な感じ。

 

物語の上で大きな盛り上がりがあるわけでは無く、なぜか地球に居ついた異星人と貧乏苦学生のコメディアニメ。

90年代後半~00年代特有の、強引に力技で笑わせに来たり、不条理でシュールなコメディは頭を空っぽにして見られる。

 

特に第1話でUFOが見たいと頼まれて、自作のオンボロUFOで家の屋根を突き破って登場 → 電源が家庭用コンセントなので速攻でプラグが抜けて墜落の流れは今見ても笑える。

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(動力は?何で動いてるの?と聞かれて「ひみつぅ~」とご満悦のニア)

 

ちなみに上の画像の茶髪の女の子”小松 ちあき”は見た目は普通だけど実はUFOオタクと言う設定。

そこは別に目新しくは無いのだが、常にパソコンを持ち歩き、UFO関連の発見があれば即座にリアルタイムでホームページ更新を行うポリシーがある。

そう、要は今で言うTwitterの感覚である。

 

「やっぱホームページ更新はリアルタイムが基本よね」と言いながらパソコンに向かう彼女の目には、当時から約6年後にサービスを開始するTwitterが見えていたのかも知れない。

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(オタクの目は常に時代の1歩先を行くのである)

 

SION氏が歌うOP(オープニング)は、独特なハスキーボイスで語り掛ける様な曲で非常に印象に残る。

OPでは曲と映像が相まって”コメディアニメと言うだけでは無い何か”を感じさせられる。


NieA_7 opening

 

古い&マイナーなので動画も配信されておらず、一番手っ取り早い方法はコミックとなる。

アニメ版よりも若干ギャグ寄りだが、ニアとまゆ子達の空気感はそのまま再現されている。

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課長王子

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元ギタリストのしがないサラリーマンが、宇宙戦争で重要な存在になってしまう物語。本筋は夢破れた元ミュージシャンが自信を取り戻すまでを描いたヒューマンドラマである。

課長王子 - Wikipedia

 

恐らく知っている限りで1番の不条理アニメ。

タイトルが「課長王子」と一見”課長 島耕作”的なサラリーマンのアニメなのか思いきや、そこから話は宇宙戦争と、その戦局を覆す最終兵器が登場し、いきなりスケールアップ拡大する。

 ちなみに彼は課長”補佐”で、名前も「王”児”」である。

(タイトルの意味は一体…)

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(おっさんが愛用のギター、フライングVを持ってもう一度頑張るアニメなのだ!)

 

一言で説明するなら超時空要塞マクロスの役割を逆転させた様なアニメである。

マクロスは戦争のカギを握る歌姫のヒロインを主人公が守るのがストーリーだ。

だが、課長王子は戦争のカギを握るおっさんギタリストが「ガブリエル田中」こと”田中 王児”で、そのサポートをするのがヒロインである。

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(ヒロインのレイラと”ガブリエル田中”こと田中王児)

 

全体的にロックバンドを意識したBGMが使用され、特にOPは映像と曲を含めて今見ても非常にカッコいい。

ただ、OPからアニメの内容を想像するのは難しい。

って言うか登場人物が一切出演しないMV(ミュージックビデオ)仕様である。


課長王子 NCED

 

話の展開はぶっ飛んでいるが主人公がバンドを諦め、結婚してから家族の為に会社で働きながらもかつてのバンド仲間と夢を語る場面は、社会人になってから見ると頷けるシーンだ。

その他にも有名バンドのオマージュがあったり、ギターのピック代わりに10円玉(いわゆるギザ10)を使ったりと、バンド好きな人が見るとニヤリとする小ネタがある。

 

言うなればキャラクターを間違えて、登場が早すぎた”けいおん”か。

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(終盤で当時の仲間と合流した王児。おっさんも仲間が居れば頑張れるのである)

 

当時のLDやサントラもロックバンドのジャケットを意識したビジュアルになっており、そちらも非常にカッコいい。

ちなみに冒頭の「BLACK HEAVEN」とは彼らの当時のバンド名である。

 

こちらも「ド」がつくマイナー作品なので動画配信無し・オリジナル作品なので原作コミックも無し。

強いて言うなら、田丸浩史がお馴染みのテイストで書いたギャグ漫画があるが、アニメのテイストとはかけ離れているので、紹介は割愛したい。

つまり、原作アニメが見たい場合は中古で購入するのが一番手っ取り早い。

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(田丸ワールド全開のコミックス版。って言うか需要はあるのだろうか…)

 ぶっちゃけ、今更WOWOWのノンスクランブル枠のアニメを紹介した所で、髪の毛ほども意味は無いけど、それでもあえて紹介したい。

今ではすっかり”アニメの始まる時間にTVの前で待機する”って言う行為もしなくなった。

だからこそ逆に、指定の時間まで見る事が出来なかった時に見たアニメの思い出は格別だ。

 

それが良い・悪いと言う訳ではなくって、単純に「20年くらい前にこんなアニメやってたんだぜ」って言うだけではあるが、誰かの目に止まって「あー、そういやこんなのあったなぁ」と思って貰えれば幸いだ。

 

それでは、また。

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