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【銀座/カフェ】苦手克服? 銀座 THE CITY BAKERYの異”食”コンビのホットサンド

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少し前に訪れてクロワッサンが意味わかんない美味しさだったTHE CITY  BAKERY。

TVプロデューサーからパン屋に人生の舵を切った脱サラCEOが率いるNY発のベーカリーである。

銀座の東急プラザに店舗が入っていたので行ってみたら大当たりだった。

 

別の日に時間があったので、昼食に行ってみたらまた新しい出会いと発見があった話。

THE CITY BAKERY

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THE CITY BAKERYは、ニューヨーク・ユニオンスクエアで1990年に開業して以来、ニューヨーカーはもちろん、海外から訪れる人々に愛され続けている老舗ベーカリーです。毎朝焼き立てのパンやペイストリーを準備し、お客様をお迎えしています。

THE CITY BAKERY

NY発の文字通り街(City)のパン屋(Bakery)である。

現場主義を通り越して現場に出て働くCEO率いるベーカリーの美味しさは半端では無い。

 

いくつか食べたけど、どれも”美味しい”と言う表現では事足りない。

前回訪れた時は単にテイクアウトのみだったけど、隣にイートインスペースもあったので一度そこで食べてみたかった。

 

東急プラザ地下の一角にTHE CITY  BAKERYの店舗はある。

パンを売るスペースとイートインスペースと合わせると結構な面積があるのが頼もしい。

シンプルな食パンや少し変わったパンが所狭しと並んでいるのを見るとテンションが上がる。

 

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ぎっしり並んだ商品から好きな物を選んで買えるのがパン屋の醍醐味だろう。

事前にある程度目星をつけて行かないと、パンを前に長考に入ってしまうので注意が必要だ。

まれに試食が出ているので、可能であれば全種類食べてみたい。

 

あと、黒で統一された店舗が非常にスタイリッシュでニューヨークの街並みを彷彿とさせる。

 

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SANDWICH BAG

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イートインスペースのレジにメニューが書かれている。

この他に更にピザ等のメニューがあるので非常に迷う。

あとハンバーガーもあるのでそれに輪をかけて悩む。

ただ、ここまでサンドイッチをプッシュされると心がグラッと傾く。

 

メニュー下の"Cold"はいわゆる普通のサンドイッチ、上がホットサンドとなる。

ホットサンドはあまり食べない、と言うかお店で食べるの自体始めてなので全く味の想像が出来ない……。

タンドリーチキンサンドや自家製ハムとベジタブルサンドは味の想像が出来るので非常に美味そうだ。

 

だが、ここであえて”たまごサンド”に行く手もある。

普通にコンビニでも買えるけど”あえて”ここで買って通常とは段違いの旨さを味わうのも通っぽくて良い。

 

ホットサンドのアップル&スキッピーも気になる。

もはやお洒落過ぎて内容物の想像が出来ない。

しかし、そこは脱サラCEO率いるベーカリー。きっと期待に違わぬ美味しさを提供してくれるハズだ。

 

 なんだかんだとレジの前で長考に入る訳にもいかないので最初に目に留まったブルーチーズホットサンドを選ぶ。

ブルーチーズをサンドする暴挙とも言える行為に脱サラSEOの男気を感じる。

ブルーチーズ独特の匂いがホットにする事でより一層香り立つと思うが大丈夫だろうか……?

 

ブルーチーズ自体はそれほど嫌いじゃないがそれのホットは初体験だ。

食欲よりも好奇心が勝ってのチョイスである。

ホットサンドのお供にはサラダでも良かったけど、こちらも数種類から選べるスープを選ぶ。

お会計を済ませたら貰った番号札をテーブルに置いて暫く待つのだが……。

 

ブルーチーズホットサンド 

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ブルーチーズホットサンド&クラムチャウダー 

ホットサンド・・・ブルーチーズをレーズンパンでサンドしてさらにホットにする”まさか”の組み合わせ。ブルーチーズとレーズンと言うまさに異”食”コンビ

 

クラムチャウダー・・・貝と野菜の旨味が凝縮されたカップスープ。貝の味わいもさる事ながら結構野菜もゴロっと入っていて見た目に反してボリューミー。

 

何はさておき、ブルーチーズホットサンドである。

ブルーチーズは注文の段階で解かっていたから問題ないけどレーズン!

実はレーズンが苦手で今まであまり食べて来なかったのだ。

 

ただ今回はパンとチーズとレーズンしか無く、除けて食べようとするもパン丸ごと除けないといけない。

そうなるのただの”ホットブルーチーズ”になって意味わかんないので逃げ場無し。

まさに四面楚歌……っ! 万事休す……っ!

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チーズは中心だけじゃなく、パンの隅々まで入っていて一口目から味わう事が出来るのが嬉しい。

ただレーズンがなぁ……と思っていると。

あんまり嫌な後味しない!

 

チーズの味がレーズン独特の食べた瞬間の味を消している。

逆にレーズンの後味がチーズの味にアクセントを加え甘味を引き立てている。

パンを後ろ盾にチーズが味の主攻を、レーズンがその援護をする形だ。

 

食べていてチーズ→レーズン→パンと順番に味を感じるので食べていて飽きが来ない。

このチーズとレーズンの波状攻撃には舌を巻く。 

 

またクラムチャウダーも今回は脇役ながら、固めの野菜とたっぷりのアサリで援護してくれるので昼食で2品という男性にはやや心細い手勢だが十分満足できる。

ブルーチーズをホットサンドにする暴挙とも言える商品展開だが、その裏ではレーズンにチーズとパンの間を取り持たせる事により、それぞれの長所を引き立たせる綿密な作戦展開がなされている。

 

レーズンが苦手で今まで食べて来なかったが、今回のホットサンドで見方がかなり変わった。

単体で食べる事はあまりないかもしれないが、組み合わせ次第で苦手な物も大化けする可能性を秘めている。

恐らくブルーチーズ自体も好みが別れる食品だと思うが、レーズンと異”食”コンビを組むことで互いの弱みを補強できる。

 

レーズンは苦手が苦手な人、ブルーチーズは苦手な人、それぞれ居るかもしれなが「ブルーチーズをレーズンパンでホットサンドにする」物は気に入るかもしれない。

食わず嫌いになる前に是非一度食べて頂きたい。

 

それでは、また。