沖縄のスイーツといえばフルーツを使ったものや、アイスクリームなどが真っ先に思いつきますよね。
それ以外で、昔から地元で食べられているスイーツが『ぜんざい』です。
本州で食べられているぜんざいとは一味違う沖縄のぜんざい。
その名店が『新垣ぜんざい屋』です。
那覇からは車でそれなりの時間がかかりますが、このお店目的で来る人も多いそうです。
そんな沖縄の伝統的スイーツと、そのお店を紹介します。
新垣ぜんざい屋
新垣ぜんざい屋 駐車場情報
マイカーやカーシェアリングなどで来られる方は、こちらの駐車場が便利です。
新垣ぜんざい屋 店舗紹介
新垣ぜんざい屋は沖縄そばの名店『きしもと食堂』の近くに店舗があります。
白い壁に赤字で書かれている店名が印象的ですね。
店内はウッディな内装ですが、どこか懐かしい、親戚のおばあちゃんの家の様な雰囲気です。
椅子はすべて背もたれが無いベンチタイプなので、ゆっくり休憩するには不向きですが、ここはそういう店ではありません。
サクッと食べて、外に出て沖縄を満喫したいですね。
印象的なのはお店の外観だけではなく、店主のおばあさんの接客も気持ちがいいです。
お店に入ると元気よく「いらっしゃいませー」と声をかけてもらえ、注文するとすぐに氷を削って「お待ちどうさま」と持ってきてもらえます。
終始、にこにことしているおばあちゃんなので、1度行けば必ずファンになります。
きしもと食堂の主なメニュー
メニューはただ1つのみ。
新垣ぜんざい屋の名前通り「氷ぜんざい」1択。
店内で食べられる他にテイクアウトも可能なので、時間が無い時は持ち帰って車で移動しながら食べることもできます。
氷ぜんざい
いわゆる日本本土のぜんざいとは対照的な沖縄ぜんざい。
てんこ盛りの氷の下にはしっかりとした甘さの金時豆が控えています。
食べるバランスがポイント
写真で、どんなものが沖縄のぜんざいなのか?は解っていましたが、出てきた時の第一印象は『シロップのかかっていないかき氷』です。
お皿は完全に氷山のように埋め尽くされています。
氷山の下を少し掘ると、大粒の金時豆が出てきます。
甘く煮てある豆は、上の氷と一緒に食べるとほどよい味加減です。
これは金時豆だけではなく、上の氷が解けて味が薄くなるところまで計算された甘さ。
味の好みにもよりますが、氷2:豆1くらいの割合で食べていくと、両方ともバランスよく減っていきます。
最後に氷だけ残るのも悲しいですが、金時豆だけ残るのも寂しいもの。
サラサラ、ふわふわの氷を金時豆と甘い蜜にひたして食べてこそ、冷たくて甘い最高の沖縄スイーツが完成する、といえます。
新垣ぜんざい屋はこんな人にオススメ
甘いものが好きな人で、小豆などが苦手でなければオススメです。
値段が高いわけではなく、量もサクッと食べられるくらいなので、よほど時間に余裕が無い状況でなければきしもと食堂とセットで行きたいですね。
沖縄のスイーツと言えばブルーシールやパフェなどが有名ですが、昔からその土地で食べられているものを、昔からあるお店で食べるのも旅の思い出になります。
ぜひ、沖縄に行った際は新垣ぜんざい屋で、昔から食べられている『氷ぜんざい』を食べてみて下さい。