仕事で怒られるのは、どんな時でしょう。
大抵は失敗した時や相手の期待に応えられなかった時ではないでしょうか?
仕事をしていく上で、怒られない・叱られない様にするのは大切ですが、それでもゼロにするのは難しいところです。
怒られた後に「オレはやってやるぜ!」と、闘志を燃やせるのが理想ですが、そんな人はほとんど居ませんよね。
しかし、怒られることは仕事をする以上、ついて回ることなので付き合っていかなければなりません。
そこで、この記事では私自身の経験を元に「怒られた・叱られた」時に落ち込まない様にする、やってはいけない考え方を紹介します。
下手に考えすぎると、怒られた後は本当に落ち込むので、考え方を変えるのがポイントです。
怒られたのはあなたが100%悪いわけじゃない
まず結論として、怒られたのはあなたが100%悪いわけではありません。
仕事は様々な人が組み合わさって、完了まで進みます。
フリーランスでも、自分と発注者の2人が居なければ始まりませんし、会社であればチームや部署で営業活動をしますよね。
例えば商品の注文を忘れていて怒られた場合。
いくつか注目したいポイントがあります。
- 自分へ、商品の発注が必要だと、適切に伝わっていたか?
- 組織であれば、担当が発注を忘れている場合にそなえて2重チェックなどの体制はとれなかったか?
- チーム内で商品在庫の共有はできないのか?
- 使っているソフトが使いづらくないか?
などです。
別に自分以外の全員が完璧に出来ていても、関係ありません。
自分にとって不十分なのであれば、不十分な条件の中でベストを尽くしたので怒られたとしても、気に病む必要はありません。
仕事で怒られた時にやってはいけない考え方
気に病む、という言葉がある通り、怒られた時に考えすぎると気持ちの上でも仕事の上でもメリットはありません。
怒られた事は怒られた事として、サクッと気持ちを切り替えていきたいところ。
ただ、実際には怒られるとその事をしばらく引きずって、暗い気持ちになってしまいますよね。
そんなときにやってはいけない考え方があります。
自分を追い込むだけで良いことが無い考え方なので、これから紹介する考え方をするくらいなら、今夜の晩ご飯のメニューでも考えてた方が気持ちが上向くだけマシです。
1人で反省する
反省(はんせい、英: reflection)は、一般的には自分がしてきた行動や発言に関して振り返り、それについて何らかの評価を下すこと
仕事で失敗した時によく言われるセリフですね。
”自分の行動を振り返り、何らかの評価を下すこと”と、ありますが、相手から「反省しろ」と言われている時点で、すでに何らかの悪い評価が下っています。
この手の怒られ方は、主に社内が多いと思います。
営業などで、社外で頻繁に「反省しろ」と言われてるならちょっと考えた方がいいです。
私は上司に「反省しろ」と言われて、延々と答えの出ない反省をさせられて、朝を迎えた事があります。
大抵、怒られた時に1人で考えてもロクな答えは出てきません。
反省の目的は悔いることでも、申し訳ない気持ちになることでもなく、次に同じようなミスをしない為の対策を考えることです。
その為には1人で黙々と考えるより、誰かと一緒に考えた方が建設的です。
あえて第三者に意見をぶつけ、答えをもらってまた考え、自分なりの対策をつくっていきましょう。
怒られた人に対策や反省点を言う時も「〇〇さんに助けて頂いて、一緒に考えました」と言えば、「そうか、わかった」となりやすいはず。
自分を責める
- なぜあの時、あの判断をしたのか?
- どうして確認をしなかったのか?
- どうしてできなかったのか?
自分の判断を振り返って「どうしてあの時〇〇したのか」と悩んでも、仕方ありません
その時点で自分として、ベストな判断をしたなら悩む必要はありません。
怒られ終わってから、カジュアルに「あの時のアレって絶対Aだと思ってAを選んだんですけど、どんな風に考えたらBに行きつくのか、ヒントだけでもください」と、聞けば意外とすんなり教えてくれます。
そこでしっかりした答えが出れば「なるほど、次からはそう考えます」で終わりですし、あやふやな答えしか返ってこないのなら、怒った相手もハッキリとした回答をもっていないので、自分を責める必要はありません。
相手に感謝する
ビジネス本で「自分の事を思って怒ってくれている」様な事が書かれていますが、怒られている最中ってそんな事関係ありませんよね。
怒られるのは誰でも嫌なので、無理に思い込もうとしなくて大丈夫です。
上司から怒られて、数年経ってから「あの時怒られておいて良かったな」と思える事は、確かにあります。
ただ、それは結果的にそう思えるだけなので、怒られている最中や直後に無理に自分の気持ちを捻じ曲げる必要はありません
怒られたのはあなたの人格ではなくて行為や判断
怒られた後は「自分はダメな人間だ」とかネガティブに考えてしまいがちですが、怒られるということ自体、単純にあなたの行為に対して改善を促しているにすぎません。
怒られる=攻撃されている訳ではないので、見方を変えてみると怒られる事自体が楽になります。
もっと言えば仕事をする上で「怒る」ことは、業務改善をしてもらうための手段でしかありません。
逆に言えば改善を目的としない怒りはただの暴力です。
- なんで出来ないの?
- 全然ダメじゃん
- やってる意味ないよね
このあたりのワードが出てきたら、相手は単にあなたをサンドバックにしたいだけなので「そうですね、はい」と右から左に聞き流しましょう。
特に「やってはいけない考え方」をする人は人の期待に応えようと頑張るタイプなので、ちょっと無責任なくらいの気持ちの方がラクです。
怒られるのはゼロにはできないので考え方を変える
仕事をする上で怒られることは必ずあるので、怒られない様な働き方も必要ですが、おこられた際に受け流す考え方も必要です。
仕事を続けることも成果を出すことも、会社でストレスなく元気に働けることが前提なので、その前に嫌になったり体調を崩しては元も子もありません。
まずはしっかりと自分がつぶれない様にした上で働いていきたいですね。