国宝の犬山城を要する愛知県犬山市。
地名に動物が入っていると大抵その土地の”ゆるキャラ” はその動物になりますよね。
犬山市でも御多分にもれず、しっかり”わん丸くん” がPRしています。
そんな地名もゆるキャラも犬だらけな街で、 ひっそりと猫を全面に出しているカフェを見つけました。
珈琲 ボタン
珈琲 ボタン 店舗紹介
犬山市の古い街並みから少し入った所に、 古民家を改装したカフェ「珈琲 ボタン」はあります。
休日ともなれば多くの人でごったがえすメインストリートですが、 少しだけ脇道に逸れると一気に静かになります。
通りに面した飲食店は、観光客向けの新しいお店が多いですが、 珈琲ボタンは元が古民家なので周りに馴染んでいます。
うっかり通りすぎないように注意したいですね。
元々は別のカフェだった店舗を改装したうえで開店したとの事なので、馴染んで当然と言えば当然。
古い物をリメイクしながら使い続ける感じが、犬山の雰囲気に合っている様に思えます。
通りから一本入っただけで別世界みたい静かになるカフェは、鎌倉にもあります。
どちらも、共通してのんびりした空気が漂っていて、心地よくすごせるのは共通していますね。
2017年4月にオープンし、 ご夫婦で切り盛りされている店内はウッディなインテリアで落ち着いた雰囲気になっています。
店内のBGMがレコードで、たまにご主人が針の調節をするのもポイントです。
単純に有線などではなくて、この「わざわざ感」がたまりません。
そして、 文字通りお店の看板となっているのが夫妻の愛猫であるボタン君。
店内のBGM以上にボタン君が「にゃーお」と鳴いて店内をうろうろしていると、 どうしようもなくのんびりした気持ちになります。
特に誰か止める訳でも無く、行きたいところにいってごろんと寝そべっているボタン君。
機嫌が良ければ、寝そべっている時に体を撫でさせてもらえますよ。
珈琲 ボタン の主なメニュー
朝から時間限定でモーニングをやっていたり、ランチメニューが充実していたり、軽食に限らず、しっかり食事をすることができます。
その他に「本日の珈琲」があったり、ケーキなどのスーツ類が充実していたりと、朝~昼~お茶までどの時間帯に来ても食べたい物が食べられるフレキシブルなメニューはうれしいですね。
ボタンブレンド&三層のチーズケーキ
ボタンブレンド
店の名前を冠した王道ブレンド。
クセが無く、苦味・酸味が控えめなので珈琲のコクをしっかりと楽しめます。
三層のチーズケーキ
酸味控えめのサワークリームと、しっかりとしたチーズ感が楽しめるベイクドチーズ。
そして、ザクッとした食感が楽しい生地の部分があり、名前に偽りなく3層全部楽しめます。
犬山の猫と古民家カフェ
猫カフェ、と看板を出しているわけではありませんが、ふらりと猫がいる空間が新鮮です。
猫を前面に出しているわけじゃなく、あくまで自然に居るので「日常感」があって、心地よいです。
珈琲とチーズケーキの相性はバツグン。
チーズケーキは単純に甘いだけじゃなく、しっかり酸味も感じさせつつ名前にある通り、3層それぞれに特徴があり、食感でも楽しませてくれます。
珈琲はクセが無く、すっきりした飲み口が印象的でした。
酸味や苦味が楽しみたい人にはやや物足りないかもしれませんが、その場合は店長に相談すればオススメの珈琲を出して貰えます。
今回はお茶だけの利用でしたが、次回にはモーニングかランチで来たいカフェですね。
珈琲 ボタンはこんな人にオススメ
しっかりとしたカフェなので、下手に観光客向けのお店に行くよりもオススメです。
観光に限らず、地元の方も利用されているので安心ですね。
ただ、言うまでもなく動物アレルギーの方は注意が必要です。
古民家カフェと言いつつ、がっつり「古い家」という感じもないのでオシャレなカフェとして利用できます。
カジュアルな店内は、席の間隔も適度に空いているので、必要以上に気を使うことなく、ゆっくりと時間が流れるのを楽しめます。
ごちゃごちゃとして気取らないお店も活気があって楽しいですが、観光地で休憩する時は静かなお店の方がありがたいところ。
珈琲 ボタンは確実にじっくりと楽しめます。
犬山市なのに「猫がいるカフェ」でギャップがあって面白いですよね。
少し気になって調べてみたら、犬も大きくは「ネコ目(食肉目)」に属するので”結局は犬も猫である”と言う結論になり、別にギャップでもなんでもありませんでした。