旅行に行こうと思ったときに、行き先と同じくらい気になるのが旅費ではないでしょうか?
- 宿泊費
- 交通費
- 食費
この辺りが旅費の中で大きな割合を占める部分だと思います。
ただ、旅費を節約しても、宿泊する場所や内容は、ランクダウンしたくないですよね。
さらに、せっかくの旅行なので、気になったものは遠慮なく食べたいところ。
比較サイトやクーポン券、チケット屋などを利用して旅費を節約することは可能です。
しかし、いくつも料金比較サイトを見比べたり、クーポン券の為に会員登録をしたり、面倒臭く思うときはありませんか?
この記事では、手軽に誰でも使えるシンプルな、旅費の節約方法をご紹介しています。
もちろん、他の安くなる方法と一緒に使って、圧倒的に安く旅行を楽しむこともできますよ。
旅行を安く楽しむコツは「平日に行く」
旅行を安く楽しむコツは「平日を行く」ことです。
特に会社勤めをしていると旅行の日程は、週末を中心に考えがち。
しかし、平日を絡めて旅行の予定を組むと、旅費をグッと抑えることができます。
パッケージツアーでも、個人で旅行する場合でも、平日は料金設定が安くなっているので、土曜日出発の場合と比べて、旅費を節約できます。
特に旅費の中で大きな割合を占める宿泊費・交通費に関わってくるだけに、平日を絡める旅の日程はオススメです。
有給休暇を2日使えば、木・金・土の2泊3日で日程が組める上に、日曜日はゆっくりと休むことができます。
旅行を理由に有給休暇を使ってもいいの? と思うかも知れませんが、有給休暇の使用に理由は必要ありません。
会社の種類に記入欄があれば「私用の為」と書いておきましょう。
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平日旅行の行き方
平日を絡める、といっても金曜日だけを休みにしても効果が薄いです。
誰でも「金曜日を休みにした3連休」は考えます。
そのため、休日料金の設定が金曜日から始まっているところも。
これは、金曜日の仕事終わりにそのまま移動して、旅行を始める人もいるためです。
木・金と2日間の有給を取ることが難しければ、月曜日に有給を取って土・日・月の3連休がオススメです。
土曜日は休日料金ですが、日曜日は平日料金になるところもあるため、ややお得に泊まることができます。
平日旅行のデメリットは?
じゃあ逆にデメリットはないの? と思ったときに、有給休暇さえ取ってしまえば驚くほどデメリットがありません。
私が実際に有給休暇を使って旅行をしていて、困ったことは2つだけでした。
- 施設の定休日になる場合がある
- 友人を誘いづらい
それぞれを具体的に解説していきます。
1.施設の定休日になる場合がある
これは、美術館や博物館、水族館などの定休日・休館日が平日に設定されていることが多いため。
美術館が目的の旅なのに、出かけた先が休館日だったら悲しい限り。
そうならない為にも、事前にWebサイトなどで休館日をチェックしておきましょう。
2.友人を誘いづらい
「一緒にいこうよ」と、誘いづらいのが平日旅行の辛いところ。
自分の仕事は、自分で調節して有給を使えますが、友人の仕事まで調節することはできません。
1人旅や、シフト制の友達とスケジュールを合わせるなどして、旅行を楽しみたいですね。
休日と平日の料金を比較
平日と休日の料金では、需要が多い休日の方が料金が高くなります。
そして、高くなる値幅はホテルや観光地、運営会社によっても違ってきます。
では、具体的に代表的な旅館・ホテル・LCCのの場合の料金を比較してみましょう。
日付は秋の行楽シーズンを想定しています。
金額は、記事公開時点のものなので、休日と平日料金を比較するイメージです。
※旅館とホテルの料金はtoribago(トリバゴ)にて
- 平日:2020年9月17日(木)~18日(金)
- 休日:2020年9月19日(土)~20日(日)
- LCC:2020年9月
こちらの条件で、実際に料金を比較します。
旅館「加賀屋」の休日と平日の料金の違い
休日の料金
平日の料金
石川県にある高級旅館、和倉温泉加賀屋の料金がこちら。
好きな旅館ランキングなどには、必ず上位に食い込む日本でも屈指の旅館です。
平日と休日で7,000円ほど、料金に違いがあるのがわかります。
サービスや泊まる場所が同じなのに、7,000円の違いは大きいところ。
繰り返しますが休日ではなく、平日に旅行の日程を変更するだけで7,000円の節約です。
ホテル「コンラッド東京」の休日と平日の料金の違い
休日の料金
平日の料金
ミシュランガイドで最高ランクのレッドパビリオンを連続で取得している東京都の高級ホテルがコンラッド東京です。
こちらでも平日と休日の料金に約20,000円の差があります。
通常の節約術で旅費を20,000円節約するのは大変ですが、日程を平日にすれば、それだけで簡単に節約できます。
20,000円あれば、東京から名古屋間なら、ほぼ新幹線で往復できてしまう金額です。
さらに、新幹線の「ぷらっとこだま」サービスを使えばおつりがきます。
節約したお金で新幹線で移動して、さらにおつりまで来ることからも、平日旅行の節約効果がわかります。
LCC「ジェットスター」の休日と平日の料金の違い
こちらは2020年9月のジェットスターの、東京・沖縄間の料金表です。
週末が安い週もありますが、連休前はさすがに高くなっていますね。
同じ路線でも3倍以上も料金が違う日があるので、注意したいところ。
例としてジェットスターを取り上げましたが、LCCは1社だけではありません。
他のLCCも検討したい場合は、まとめて比較できるサイト「エアトリ」がオススメです。
まとめ
- 土・日ではなく、平日に旅行する
- 平日に旅行するだけで数万円単位の節約になる
- 全部が無理でも、日・月など平日を入れても安くなる
この記事をまとめると以上の3点になります。
様々な節約方法がありますが、平日に有給を取ってする旅行はそれだけで数万円単位の節約になります。
ぜひ平日を絡めて、ランクを落とさずに節約できる旅を楽しんで下さい。
そもそも有給が取れない、という人は
アルバイトでもパートでも派遣社員でも、働いている人には有給休暇を取る権利があります。
これは雇用形態に関わらず、与えらえています。
しかし、周囲の空気や上司に気を使って、有給が使えないのはツライですよね。
- どうすれば、有給を取りやすくなるのか?
- そもそも有給を使うのに理由はいるのか?
- 有給を申請したら、日付を変えろって言われた。
有給休暇は労働者の権利! 権利を侵害する上司や会社は訴えてやる!
と、勢いよく言っても、同僚から「面倒くさいやつ」と思われるのも考えもの。
権利は権利として主張することが必要ですが、過度な主張をして職場で浮いてしまうのも避けたいところ。
周囲から浮かず、それでいて仕事もこなしつつ、有給を取る。
そんな方法をまとめた記事もあります。
有給を取りたいけど、言い出しにくい……。
そんな時に、ぜひ読んでみて下さい。
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