有給日和 \有給日和は旅日和/

平日を休日に変える、有給休暇を使って旅行を楽しむブログです

家を買う? 買わない? 賃貸と持ち家を借入利率と場所の価値から『ざっくり』考える

賃貸か? 持ち家か?

そんな議論が、大昔から繰り広げられています。

 

30代ともなれば「どっちにする?」なんて話が出たのも、1度や2度ではありません。

賃貸と持ち家、どちらが生涯を通して「お得」でしょうか?

 

いきなりですが、私の回答は「人それぞれ環境が違うのでどっちとも言えない」に決まっています。

 

この問題をしっかり掘り下げるのであれば、ファイナンシャルプランナーなどの資格をもった人が語るのがベストかもしれませんが、家に住むのも買うのも普通の一般人です。

あくまで一個人として賃貸と持ち家のどちらが良いか、ざっくりと考えます。

減っていくお金

家を買うべきか? 買わざるべきか?

その借入利率はいくら?

借入利率とはよく言われる『利息』の事です。

年利〇〇%、などと表現されます。

 

家を買う、となれば規模にもよりますが2000万~4000万あたりが相場でしょうか。

それだけのお金を現金一括で払える人はめったにいないので、大抵は借り入れ=借金をします。

で、その借金利子が『借入利率』になるわけです。

 

よく「あとローンが30年ある」なんて話を聞きませんか?

借入時の選択肢の一つである『フラット35』は文字通り35年間、一定の金利に基づいて借金を返済するプランです。

金利の変動が無いので、将来の計画を立てやすいのがメリットですね。

 

ただ、ローンの年数や利率の話はよく聞きますが、実際にその利率が「じゃあ、いくら払っているの?」となると、あまり意識している人はいないのでは?

 

ざっくりとした計算ですが3000万円を35年間、金利1.5%で借りると最終的に支払う金額は37,893,605になります。

(あくまで『ざっくり』とした計算です)

 

800万円近くのお金を「お金を借りる」という為だけに、支払う義務が生まれます。

実際には各種補助や減税措置があるにせよ、年収の1年~2年分を利息の為だけに使うのを安いと考えるか高いと考えるか……。

 

▼こちらのサイトより計算しました

@ローン計算

https://www.loankeisan.com/

その場所の自分にとっての価値

道にたたずむ女性

自分にとっての『価値』とは?

家を買うと当たり前ですが、その場所から動きづらくなります。

家を売れば別ですが、そんなスマホの機種変みたいな頻度で家を転売する人は少数派です。

 

家を買うと、自分の周囲の環境の変化に対して住環境の面で対応しづらくなります。

転職を考える際もあくまで『自宅』を起点にします。

 

今住んでいる土地そのものの価値は別にどうでもいいのですが、『その場所が自分にとって本当に価値のある場所なのか?』と、いうことは常に考えていきたいですね。

 

職場が変わって通勤に2時間かかるのであれば引っ越せばいいし、刺激が欲しければ都心部に住めばいいし、静かな環境が欲しくなれば郊外に住めばいい。

 

人生100年が標準となりつつある私たちの世代ですが、人生のステージによって求める物は違うはず。

若いうちは刺激が多い方が楽しいだろうし、年齢を重ねれば静かで落ち着いた場所に住みたくもなります。

 

20~30代で、家を買ってこれから先、数十年の人生を過ごす場所を決める自信が私にはありません。 

ローンを払い終わったあと

終了のお知らせ

ローンが終わったあとは…?

35年のローンを払い終わったあとは、税金を別にすればタダで家に住めます。

これは賃貸には無い大きなメリットです。

 

ただ、30歳で家を買ったとすると払い終わるのは65歳。

決して若くはありません。

 

そうなってくると、今度は親や自分の為に家をリフォームする必要が出てきます。

また百~数百万円の費用が……。

今のご時世、この金額を退職金や貯金で支払える人がどれだけいるでしょうか。 

賃貸の気楽な感じが好き

私が賃貸を好きなのは気軽に借り換えが出来て、必要以上に責任が無い点です。

持ち家で室内を最新の設備にしたければ、リフォームしなければなりませんが賃貸であれば新築のマンションに引っ越すだけでOKです。

 

また、マンションであれば修繕積立金が必要ですし、戸建てが老朽化すれば修理しなければなりません。

それらの細々とした責任から解放されるのが賃貸の大きなメリットだと考えています。

 

お金の話だけをするのであれば、持ち家の方が生涯収支的には『お得』になると思います。

ただ、仮に35年ローンで家を買うのであれば35年間はその家は100%あなたの持ち物ではありません。

 

35年って言えば相当な年月ですよね。

ぶっちゃけ『昭和60年』に家を買ったとしても、ローンを払い終えるのは『令和2年』です。

『平成』がローンの支払いだけで終わってしまう計算に……。

将来の備えて『持たない』という選択

解放された女性

持たない事で得られる『自由』もあります

わずか3~5年後の未来がどうなっているか分かりません。

色々な人が予測をしていますが、一説には「さまざまな未来予測もチンパンジーが投げるダーツくらいの命中率」という話もあります。 

超予測力―ー不確実な時代の先を読む10カ条 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

超予測力―ー不確実な時代の先を読む10カ条 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 作者: フィリップ・E・テトロック,ダン・ガードナー,土方奈美
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: 文庫
  • この商品を含むブログを見る
 

 

時代の先を読むのが得意な人もいますが、普通の人間に出来るのは、将来に備えてできるだけ身軽に、変化に対応できる様に準備をしておく事だと思います。

その為には出来るだけ『所有』が足かせにあるような物は持たずにおきたいと考えています。

 

たとえば、車をカーシェアリングで済ます。

大きなキャリーケースなどは必要な時だけレンタルする。

 

所有することで管理する義務が生まれるので、できるだけ物は持たずに生きたいと日々思っています。

必要な物はもちろん大切にしたいですが、それ以外のものは出来るだけ所有せずに済ませたいです。

 

最終的に後期高齢者となった場合はわかりませんが、それまでは賃貸に住むことで「所有する事の義務」から、離れて暮らしていきたいと思います。

この記事のまとめ

  • お金の面からは家を買った方が得
  • 賃貸は細々とした責任から解放される
  • 人生のステージによって、住む場所の価値は変わる
  • 将来に備えてのリスクヘッジとして『物を持たない』選択をしたい
  • 35年ローンを返済しようとすると平成が終わる
家族や職業など、自分の環境によって最適な答えは違ってきますが『自分なりの回答』を持つことが大切だと考えています。
この回答は『今の時点でベスト』と、言うだけで半年先はわかりません。
 
いづれにしても変化の速度が速い時代ですから、どんな変化にもある程度は対応できるような体制をとっておく事が人生のリスクマネジメントで大切なのではないでしょうか?