緊急事態宣言が出され、家で過ごす時間が増えていますが、ストレス無くすごせていますか?
普段は仕事に追われ「ゆっくり家でくつろぎたい」と思っていても、家に居なきゃいけない、となるとストレスが溜まるもの。
一人暮らしの場合でも家から出られないのはストレスですし、家族と一緒に居る場合はお互いの距離が近いだけに、イライラも増えてしまいます。
しかし、そのイライラはちょっとしたことで、大幅に解消されるかもしれません。
この記事では、特に家族と暮らしている人が実践できる、おうち時間をストレス無くすごす方法をご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、実践してみて下さい。
ストレスを減らす決め手はシングルタスク
なぜ、家ですごす時間が増えるとストレスが溜まるのでしょうか?
意外と原因はマルチタスクにあるかもしれません。
家族と暮らしている人は、自分だけの時間を作るのは難しいですよね。
パートナーと一緒に過ごしたり、子どもと遊んだり。
おうち時間、といってもそれがイコール、自分の時間とはならないもの。
自分の時間を過ごしたいと思う反面、誰かの相手をしなければならい、という部分がストレスの原因ではないでしょうか?
つまり、何かをやりながらもう一つのことをやろうとするマルチタスクが原因です。
仕事をしていく上では「Aのことをしながら、Bのことも進めていく」マルチタスクは心強いですが、おうち時間の過ごし方としてはオススメできません。
では、なぜマルチタスクが原因でストレスが溜まるのでしょうか?
なぜマルチタスクが原因でストレスが増えるのか
マルチタスクは同時に複数のことを進めていくのが特徴です。
サクサクと進んでいけば複数のことが一気に終わって気持ちいいですが、進みが悪ければ複数のことがいつまでも手から離れません。
特に家での仕事、いわゆる家事は種類が多い上に子どもが居れば、スケジュール管理自体ができません。
それに加え、テレワークで通常の仕事をしていこうとすれば、ストレスを感じないわけがありません。
終わらない家事・進まない仕事・子ども相手の三重苦。
「おうち時間」という、のどかな雰囲気に似合わない大変さです。
そもそもの原因はマルチタスクで進めようとしていることが、思い通りにならないところから来ているのではないでしょうか?
家族といっても複数の人間が限られた空間で一緒に過ごせば、それぞれやりたいこともタイミングも違います。
例えば、お父さんが仕事をしている横で子どもが遊んでいてお母さんは洗濯をしている。
子どもが遊んでいて、仕事に集中できないのでお父さんがイライラ、お母さんへの言い方にもトゲが増えてケンカになる、なと。
会社や学校など、外に出かけられるときはお互いが関わる時間も限られますが、一気に膨大な時間を過ごす、となると大変です。
緊急事態宣言が出される前のように「毎日8時間働いて、自分の時間も作って、その上で家で過ごす」ということが無理な話。
できる部分とできない部分を別けなければ、ストレスは溜まる一方です。
マルチタスクを辞めて、1つ1つ向き合っていく
おうち時間を過ごす上でのマルチタスクの弊害をご紹介しました。
その上で、おうち時間を過ごす上で、1つ1つの物事をこなしていくシングルタスクがオススメです。
- 仕事をする時間は仕事をする。
- 子どもと遊ぶときは子どもと遊ぶ。
- パートナーと過ごす時はパートナーと過ごす。
何時にどんなことするのか。
それらを今からでも、家族で共有することが重要です。
実際に15カ月間を南極で越冬隊員として過ごした村上氏も閉鎖された環境でベターな生活を送るためには「時間の節目」が大切だと話されています。
ベターな生活にするために村上さんが提案するのは「時間の節目を作ること」。
閉鎖環境で見失うのは、「節目」。
会社や学校に行くことがなくなり、最初は自由だと思っていても「空間の節目」を失いだんだんしんどくなる。
だから、掃除や料理など意図的に生活の中に習慣という「時間の節目」を作って、できるだけ同じリズムで生活する。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/dspace/column/c2003_2.html
節目、というのは区切りのこと。
1つ1つのやるべきことを区切って、しっかりこなしていくのがストレスの無いおうち時間をすごす上で大切です。
まとめ
- 同時に複数のことを進めない
- 1つ1つのことを区切って、時間の節目を作る
- 家族とざっくりとした時間割を共有する
この記事をまとめると以上の3点になります。
自分の家ですごす時間だからこそ、ストレスのない生活を送りたいですよね。
その為には普段とは違う、非常事態であることも理解して、いつもと同じペースでの生活は諦めて、ゆったりとした過ごし方が大切です。
非常事態が永遠に続くわけではないので、それまでの間はおうち時間を楽しんで過ごしたいですね。