「SEAL」は㈱モンドデザインが運営するトラックのタイヤをリサイクルしてバッグなどのを作っているブランドです。
トラックのタイヤ、という普通で考えたら「リサイクルできるの?」という素材をリサイクルして使っているのが最大の特徴。
他のカバンとどんな違いがあって、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
この記事では、表参道の1号店ができた時から7年ほど通っていて、メンバーズカードのランクも「VIP」になっている根っからのSEAL好きな私が、SEALブランドの全体を徹底レビューします。
SEALのカバンのメリット
SEALのカバンを使っていて良かったなと思う事は多いですが、その中でも特に「SEALならでは」に注目してメリットを挙げたいと思います。
例えばバッグの中に小分け用のポケットがあるなど、他のブランドでも同じ事がいえるのでSEALならでは、とはいえません。
SEALのカバンを使うメリットは、そのままトラックのタイヤ自体のメリットにも通じます。
トラックのタイヤ? と、今一つピンと来ないかもしれませんが、実はかなりカバン向けとして実用的な素材。
そのメリットを順に書きます。
▼公式Webサイトはこちら
SEALのカバンの生地
まずはカバンで重要な生地。
SEALのカバンで使うトラックのタイヤはある程度の基準はあるものの、全て同じではありません。
その為「どのタイヤを使うか」によって全て生地の表情が違ってきます。
外見は同じでも生地の表情が違うので、世界に一つだけのカバンです。
完全に余談ですが、7年以上SEALブランドを愛用していると一目で「この生地の模様はは珍しい」と、わかります。
私が使っているトートバッグは、生地が途中で切り替わっていて数種類のタイヤを使っているもの。
表情の違う生地を組み合わせたデザインは、3年ほど使っていても飽きることがありません。
こちらも私がもっているバックパックの生地。
トートバッグとは対照的につるん、としたシンプルな生地です。
同じ「タイヤ素材」といってもまったく別物のような感じがしませんか?
この表情の多様性がSEALブランドの大きな魅力です。
SEALのカバンの種類
カバン、と言われる物は一通り出しているのもSEALブランドの嬉しいところ。
カバンの形は人によって好みが分れる部分なので、種類が多いのは心強いですね。
新しい形のカバンは、随時発売されていますが、この記事では代表的なものをピックアップしてご紹介します。
トートバッグ
上から物を出し入れしやすいトートバッグ。
こちらは私も仕事とプライベート両用で使っています。
バックパック
大抵の荷物は入るので街歩きから2泊3日くらいの小旅行に対応できるバックパック。
実際に、私も短期間の旅行であればこのバックパックだけで出かけています。
ショルダーバック
こちらのバックは廃盤となっていますが、ショルダーバック自体は今も現役の人気カテゴリー。
コンパクトなバックで、近場に出かける際の心強い相棒になってくれます。
オンラインでもSEALのバッグは購入できます。
路面店との違いは、購入する時は同じ種類の商品でも、在庫があれば何点か持ってきてもらえるので生地を見比べられること。
全てが1点もののSEALでは、重要なポイントです。
SEALのカバンの耐久性
耐久力はバツグン。
今まで使ってきたどんなバッグよりも圧倒的に耐久力が高いです。
元が重量物を運ぶトラックのタイヤですから、弱いはずがありません。
5年使って、破れもしなければ大きな傷も着きません。
電車で移動する時に足元に置いても、外で多少引きずってもまったく破れません。
カバンは普段使いするものなので、そうそう毎日気を使ってはいられませんよね。
SEALのカバンであれば、元がタイヤで地面を転がっていた物ですからラフに扱ってOKです。
むしろタイヤ本来の使用目的からすればカバンで使っている方が優し過ぎる位の使い方です。
SEALのカバンの防水性
こちらもバツグンです。
おそらく市販されているバッグの中でトップクラスではないでしょうか?
生地の面に対しても耐水性は無限です。
元がタイヤのゴム製ですから絶対に、一切水を通しません。
縫い目や、取り出し口から浸水することはあるかもしれませんが、少なくとも生地の面に対しての心配は一切いりません。
街歩きをしている時の突然の雨や、雨天決行の野外フェスなどは心強い存在です。
ショルダーバッグを持ってULTRAジャパンに参加している時、夕方から夜までの数時間を土砂降りの豪雨の中で過ごしましたが、中身は一切濡れていませんでした。
製品によっては止水ファスナーを採用しているので、より浸水の心配がなくなっています。
この冗談みたいな防水性と耐久性がSEALのカバン、最大の特徴です。
SEALのカバンのお手入れ
強いのは解ったけど、そんなずぶ濡れのカバンや汚れたカバンなんか使いたくないですよね?
SEALのカバンはお手入れも超簡単です。
濡れたらタオルで拭けばOKです。
簡単な汚れも同じく、濡らしたタオルでふき取ればOKです。
ゴムの生地なので、シミになる心配が一切ありません。
年に1~2回、グリスを塗って手入れをすれば新品同様の綺麗さで長く使う事ができます。
▼SEAL製品の手入れについてはこちらの記事もどうぞ
SEALのカバンの価格帯
大体1万円から3万円のものが多いです。
4万円まで出せばほとんどの製品を選ぶことができます。
私が普段使いしているプレーントートバッグは、約13,000円。
しっかりした作りで、オンオフ両方で使えるシンプルなデザインが気に入っています
SEALのカバンのデメリット
ではSEALのカバンがなんの問題もないかと言うと、生地がゴムだからこその問題がいくつかあります。
SEALのカバンを使う以上、付き合っていかなければならない問題です。
購入の際は自分が気にならないレベルかどうか、1度考えておきたいですね。
SEALのカバンの重量
生地がタイヤとなので、当然他のカバンより重いです。
キャンパス時のカバンや布のカバンと比べれば、ズシリとくる重さです。
バックパックや小さなショルダーバッグでは感じにくいかもしれませんが、トートバッグやビジネスバッグ、ボストンバッグなどでは特に重さを感じるかもしれません。
これは男性よりもどちらかというと女性の方が問題になってくるかもしれません。
お店で買う時は、一度持ってみて重さを感じるか、通販であれば書かれている重量をしっかり確認しておきたいですね。
SEALのカバンの匂い
これは製品ごとでも違うのですが、ゴム特有の匂いが購入直後はします。
2週間から3週間ほどで気にならないレベルになりますが、最初は気になりました。
特に中に入れる物にも移る場合もあるので、買ってしばらくは食べ物などは入れない様にしておきたいところ。
日の当たらない、乾燥した空気の通る場所に干しておくと若干早く匂いが抜けます。
永久にゴムの匂いがする訳ではないので、使っているうちに、気にならなくなります。
▼公式Webサイトはこちら
SEALのカバンの温度
冬場は気になりませんが、夏場は問題になります。
SEALのカバンは全てタイヤをリサイクしているので、色は黒になります。
そして特に夏場の黒色のものは、太陽光を吸収します。
そうなると…。
めちゃくちゃ熱くなります。
幸い、肌にふれるような場所はなりませんが、バックパックなどは背中に背負っているで、しばらく歩いてから水でも飲もうかと思ってうかつに触ると「熱!」ってなります。
これは黒色である以上、どうしようもないので慣れていくしかありません。
やけどをするまで熱くなるわけではないですが、注意しておきたいですね。
特にトートバッグなどよりもバックパックの方が日に当たる面積が大きいので注意。
使う人にとってSEALのカバンとは?
これまで書いた様に、SEALのカバンは普段使いする上で気軽に使えるタフさが最大の魅力です。
水を通さない防水性、タイヤのトラックならではの耐久力。
そしてゴムなので、濡れたタオルでサクッとふけるお手入れのしやすさ。
シンプルなデザインですが、飽きの来ないデザインで長く使っていけます。
本革製のバッグと違い、経年による変化などは少なめですがいつまでも変わらない、頼れる存在です。
人によってはデメリットになるかもしれませんが、初めての人に会うときにSEALのカバンを持っていくと「そのカバン変わってますね!」と、かなりの確率で聞かれます。
そこから話が盛り上がる事もあるので、私としては地味にメリットだと思っています。
男性向けのイメージが強いSEALブランドのカバンですが、女性の方で使っている方も見かけます。
少し大き目なビジネストートを使って、ビックシルエット気味なコーディネートをしても面白いかもしれませんね。
トラックのタイヤを生地にする、という唯一無二の存在と全て日本国内で作っているという質の高さ、他のブランドでは出せない圧倒的な耐久力。
それらをシンプルにまとめ上げたデザインと、豊富なラインナップがSEALブランドの魅力です。
国内では東京・横浜・大阪に店舗を構え、通信販売も行っているので、是非一度トップクラスの耐久性を誇るSEALブランドのカバンを体験してみてください。
▼公式Webサイトはこちら