旅が好きになった理由は人それぞれですが、テレビ番組がきっかけ、という人もいるのではないでしょうか。
本や写真でも、旅行の体験は伝えられますが、動画は格別。
実際の景色を映しながら解説をしたり、移り変わる車窓を映し出せるのは動画だけです。
テレビに映し出される、見た事のない景色や、美味しそうな料理を自分も体験してみたい。
そんな気持ちから、私も旅行が大好きになりました。
この記事では、旅行にハマるきっかけになるテレビ番組を、厳選してご紹介していきます。
少し古いものから、現在でも放送されているものまで。
「今でも気軽に見ることができる」ことを、基準に選びました。
旅行好きな人は、旅に出られないストレス解消に。
あまり旅行に行かない人は、旅に出るきっかけに。
ぜひ、最後まで読んで、新しい旅に出かけるきっかけにしてください。
テレビならではの企画が光る旅行番組
旅行の様子を撮影しながら旅をするスタイルは、Youtubeでも見ることができます。
なぜ、わざわざテレビ番組に限定して、オススメするのでしょうか?
それは、テレビ番組とYoutubeには決定的な違いが2つあるからです。
どんな違いなのか、順番に解説していきます。
テレビ番組ならではの予算
乱暴な言い方になりますが、テレビ番組には大きな予算がついています。
一般的な感覚からすると、驚くほどの金額になることも。
そんな大きな予算をかけて、撮影・編集・放送をされる番組なので、見やすさや構成は一級品。
特に動画で大切な「見やすさ」にかけては、テレビ番組が一番です。
(CMの入るタイミングなどの問題はありますが……)
個人旅行では不可能なスケールや、テレビ番組だからこその制限を設けたり。
そこには、作り手の「絶対に面白い物を作ろう」という意思が感じられます。
現在の旅番組やYoutubeの原型となった
現在の国内旅行系のYoutuberのスタイルは、完全にオリジナルではなく、元となった形があります。
字幕の入れ方や、撮影のアングル、番組の構成など。
そこには、テレビ番組の歴史が踏襲されています。
ややマニアックな楽しみ方になりますが「このスタイルの原型は、この番組か…」などと、思うのも1つの楽しみ方です。
原型を知ってから、改めてYoutuberの動画を見る事で、より一層配信者の個性が見えます。
オススメの国内旅行系テレビ番組
それでは、オススメの国内旅行系テレビ番組をご紹介していきます。
厳密にいえば、国内旅行だけではありませんが、見るだけで旅行に行きたくなる番組ばかりです。
進め!電波少年
1992年放送開始の、やや古いテレビ番組です。
当時の映像を見ると、さすがに古臭さは感じますが、それを補って余りある「勢い」が魅力。
パレスチナ自治区の指導者に「カラオケのデュエットをさせて下さい」と、アポなしで突撃。
街で苦笑いされ、女性兵士に感動され、最終的には見事にアラファト議長(当時)と、デュエットをすることに成功する。
その他にも、社会党の委員長の眉毛をハサミで切りたい、とアポな無しで押しかける。
(実際に切らせてもらえた)
地雷を撤去するためにカンボジアに出かける。
(乗っていた車のサイドブレーキをかけ忘れて、地雷を踏んで大破)
過激な映像に目が行きがちですが、自分にはまだまだ知らない場所や世界がある、ということを知らせてくれる番組です。
また、映像の内容にナレーション+文字テロップを入れて突っ込む、という演出は電波少年が発祥。
今のYoutubeでも一般的に使われている手法は、30年ほど前に作られた番組から受け継がれています。
2021年には、WOWOWのノンスクランブル枠にて「電波少年W」として、放送されます。
再放送などではなく、新収録となるので電波少年を見た人も、見た事のない人もぜひ視聴してみてください。
水曜どうでしょう
1996年放送の、こちらも古い番組ですが、説明不要の人気番組でもあります。
大泉洋さんの人気を確立すると共に、今も続く旅行番組のスタイルを確立させたのが特徴。
地方局の深夜番組なので、予算の関係から移動には深夜バス。
予定が組めないので、毎回グダグダになる撮影。
ご飯が食べられず、移動疲れで、演者とスタッフでケンカになる。
特徴だけ挙げると、なにが楽しいのかわからなくなりそうですが、それを上回る勢いがある番組です。
原付バイクを使って、キツキツのスケジュールで移動する、「原付(カブ)の旅」
北海道から鹿児島まで、日本各地の名物(甘い物)の早食い対決をしながら旅をする「対決列島」
超過密スケジュールでのお遍をする「四国八十八か所」
徹夜で移動を続けて、厳しいスケジュールにボヤきながらも、移動を続ける彼らに、旅の醍醐味を感じます。
移動続きで疲弊してく様子がリアルで、良い意味で素人っぽい作りが魅力の旅番組です。
ローカル路線バス乗り継ぎの旅
2007年から放送されていた、路線バス「だけ」を乗り継いで目的地を目指す番組。
出演者の太川陽介さん、蛭子能収さんの2人と旅のマドンナとして、女性芸能人が1人登場します。
特徴はあくまでゴールすることを目指す太川に対して、早く宿でゆっくりしたい蛭子のやり取りです。
バスの乗り継ぎが悪く、本気でイラっとした表情を見せる太川さんに対して、マイペースな蛭子さん。
制限時間内に目的地にたどり着けるか微妙で、諦めムードの男性2人に対して、マドンナが叱って、やる気を出させたり。
旅行にまつわる人間臭いやり取りが最大の魅力です。
また、ローカル路線バスのみを乗り継ぐというルール上、日本各地のマイナーな駅や、国道を通ることも。
そんな地元の生活が見えるようなシーンが多く見られるのも、この番組の面白いところです。
日本ボロ宿紀行
旅行番組、というより正確にはドラマですが、実際のボロ宿が紹介されています。
ボロ宿とは、言葉通りの意味ではなく「レトロ・味わい深い」という面もあります。
(人によっては、本当にボロ宿に感じるかもしれませんが……)
急逝した父のあとを継いで、芸能事務所の運営をすることになった女性と、唯一の所属歌手の男性の二人がケンカをしながらも、ボロ宿を楽しむ様子が魅力です。
少なくとも、放送当時は現役で運営していた宿ばかりなので、泊まることを目的に旅をするのもオススメです。
ただ、場所的に車の方がアクセスしやすいので、電車がメインの移動手段の場合は苦労することになります……。
出川哲朗の充電させてもらえませんか?
現在も放送が続いている人気旅番組。
出川哲郎さんが電動バイクで旅をしながら、旅先での人や名物を紹介していきます。
電動バイクの充電が頻繁に無くなるので、そのたびに民家や喫茶店、工場やレストランに立ち寄って充電させてもらうのが見どころ。
この充電中に、地元の人とのふれあいや、名物を食べたりする様子が、ポイントです。
地元の人が使うようなお店に立ち寄ることが多いので、見ている方も思わず食べたくなることも。
また、旅先も2泊3日の電動バイクで行ける範囲なので、コンパクトにまとまっています。
1人旅で、同じようなコースを旅したり、目的地を被せたりと、旅行先を選ぶ際の参考になります。
旅行系の番組をみるなら
現在放送中の番組は、テレビを見れば問題ありませんが、過去に放送されたものは見られません。
Amazonが提供するサービスの1つ「プライム・ビデオ」なら、過去の旅行系番組を見ることができます。
今回、ご紹介した番組全てではありませんが「日本ボロ宿紀行」や「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」などは、見ることができます。
国内旅行の番組を見るメリット
旅行のテレビ番組を見るメリットは「番組を見せられている」ところにあります。
youtubeでは、旅行の行き先などを検索して、そこから動画を見ることが多いのではないでしょうか?
Youtuberの配信済み動画から、他の行き先を見ることはありますが、行く場所が限られてしまいます。
しかし、テレビ番組は、大きな予算をバックに日本のあちこちへ出かけていきます。
有名な観光地へ行ったり、マイナーな土地を訪れたり。
視聴者は能動的に番組を探すのではなく、受動的に見せられています。
そのため、自分が考えもしなかった場所と出会うことができます。
実際に私は、水曜どうでしょうを見たことで、四国という土地に出会えました。
番組中で、寝不足になりながら、四国の山道に酔いつつ、八十八か所巡りをする出演者(+スタッフ)の様子を見ていて、不思議な魅力を感じました。
キツイめに会うために旅に行くのも、おかしな話ですが、その1年後、私は四国にいました。
出演者も通ったであろう悪路に苦戦しつつ、テレビ画面を通して見たものと同じ景色を生でみる。
そんな体験が、私の旅行好きを加速させてくれました。
それは、テレビ番組だからこその出会いと体験です。
普通に生活していたら、Youtubeで「四国八十八か所 お遍路」とか、検索することはありません。
テレビ番組をみたからこそ、実際にお遍路に行き、次の機会は徒歩か自転車でのお遍路制覇を目指しています。
まとめ
・テレビ番組には、独自の魅力がある
・受動的に見るテレビ番組は、自分が思ってもみなかった出会いがある
・その出会いが、新しい旅のきっかけになることも
こちらの記事をまとめると、以上の3点になります。
オワコンという声も聞こえるテレビ番組ですが、予算などの部分で、まだまだYoutubeと差別化は可能です。
新しい旅のきっかけは、どこから生まれるかわかりません。
ぜひ、色々な番組にアンテナを張って、新しい旅に出かけたいですね。
▼旅の参考になるYoutuberの記事はこちら
そもそも旅行に出かける休みが取れない、という人は
アルバイトでもパートでも派遣社員でも、働いている人には有給休暇を取る権利があります。
休日に有給を加えて旅行にいったり、自分の好きなことに時間をつかうことは、生きていく上で大切なことです。
有給は雇用形態に関わらず、与えらえています。
しかし、周囲の空気や上司に気を使って、有給が使えないのはツライですよね。
- どうすれば、有給を取りやすくなるのか?
- そもそも有給を使うのに理由はいるのか?
- 有給を申請したら、日付を変えろって言われた。
有給休暇は労働者の権利! 権利を侵害する上司や会社は訴えてやる!
と、勢いよく言っても、同僚から「面倒くさいやつ」と思われるのも考えもの。
権利は権利として主張することが必要ですが、過度な主張をして職場で浮いてしまうのも避けたいところ。
周囲から浮かず、それでいて仕事もこなしつつ、有給を取る。
そんな方法をまとめた記事もあります。
有給を取りたいけど、言い出しにくい……。
そんな時に、ぜひ読んでみて下さい。
▼こちらの記事もどうぞ