生活しているとよく行く街と行かない街が出てくる。
自分の趣味・嗜好もあると思うのでそういった街の”かたより”自体は自然な事だと思う。
近郊の全ての街に万遍無く行っている方が怖い。
ただ、大人になると付き合いやら案内やらでそうも言っていられない時がある。
こちら側が言わばコミッショナーとなればコースや時間設定などある程度の行程は立てねばならず自然と食事も重要なポイントになってくる。
個人的に大人になって思うのは、”食事”はただ単に腹を膨らませれば良いと言う様な安易な物では無く、その場では移動で疲れた際の休憩・落ち着いて対面で会話を楽しむ等いくつかの要素が含まれている。
ゆえに食事をコミッショナー側として選ぶ際は万全を期しておきたいのだが……。
【2017.01.31 更新】
10月29日 百鬼夜行
ハロウィン、あるいは、ハロウィーン(英: Halloween または Hallowe'en[※ 1][※ 2])とは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のこと。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある[1]
所用があり、ハロウィンに湧く渋谷に朝から到着。
この日は予定が入っている為、朝から晩まで丸一日渋谷に拘束となる。
ハロウィン自体は上記の通り、元々は秋の収穫祭の様なイベントだったがアメリカ経由で日本に入ってきた昨今、完全に仮装イベントとなっている。
もはやジャックランタンや収穫に関係無く仮装する人が殆どなどでハロウィンと言うよりはその様相は百鬼夜行に近い物がある。
◆【関連記事】
これが本当のカオス? マリオカートとバットマンが走りぬけ、ゾンビのおねーさんも居る渋谷のハロウィンが半端無い! - No think!
散々上記エントリーの中でも書いたが、渋谷はアウェーなのである。
東京に来たての頃にちょっとだけ来た事があるがほぼ物見遊山なのでノーカウント……っ!
事前にTwitter等で教えてもらい、夕食の場所等は決まったが昼食の場所がイマイチである。
午前中の疲れを癒すと供に午後からの活力の補充を行いたいので可能な限り静かでゆっくり出来る場所が望ましい。
かと言って渋谷から電車で移動したり、歩いてあまり離れるのも大変である。
何人かで街を歩いていて昼食時になり「そろそろ昼飯でも……」となった時のあの”どこに行きたいか譲り合って決まらない”感じが嫌なのだ。
最終的に「どこもでエエがな!」となってエイヤッ! と入ったお店が外れた時のなんとも言えないあの感じ!
とにかくそんな事が無い様に、コミッショナーになる時は事前リサーチをすると共にしっかりと下調べをしておきたい。
かつ吉 渋谷店
昼時となって一層混雑する渋谷駅を出てヒカリエ方面へ。
そこから更に渋谷警察署前を通って少し歩くと”かつ吉 渋谷店”に到着する。
駅からすげー近いかと言うとちょっと苦しいかもしれないが、この位距離があった方がゴミゴミしないので良いのである。
前に行ってから間が空いていたので少し不安になったがほど無く到着。
かつ吉は都内に三店舗を構えるとんかつ専門店だが、中でも渋谷店の特徴は地下に広大な店舗を構える所だと思う。
地上階は入口のみで直ぐに地下に入っていく。
そのアプローチも蔵の入り口の様な所から階段で地下に下りて行き、そこから更に入口を潜って店内に入る。
渋谷の街中にあって純和風とも言える作りはとっても楽しい。
店内も全体的に”和”のテイストで100席ある店内は地下という事をあまり感じさせない広さである。
この”広さ”って食事自体には直接は関係してこないかもしれないが、隣の席と近かったり、後の人と背中がくっつきそうな距離だとあまりくつろげない。
今回は”お腹を満たす”以外にも”くつろぐ”目的もあるので席の広さは重要である。
その事からも今回のチョイスである。
食事ではないけど都内のカフェはスタバ等でも手狭に感じる時があるが仕方ない。
ただ、郊外や北海道に行くと非常に贅沢な面積の使い方をしたカフェがあるので堪らない。
場所ってか、もはや都内ですら無いが、店の雰囲気を含めてかなり好きなカフェは札幌の「WORLD BOOK CAFE」だ。
都内在住では気軽に行けない事以外に文句の着けようが無い。
今度札幌に行くことがあったら入り浸ろうと思っている。
◆【過去記事】
本とカフェと旅人と 札幌 WORLD BOOK CAFEでゆったりと旅の話を - No think!
逆に狭い、と言うか密集した感じだと活気を感じるので1人でチャチャっと済ませたい時は狭い店舗の方が良い。
なんかワイワイガヤガヤした所で食べるのって楽しいと思う。
◆【過去記事】
これぞ中華三昧!? 五反田 広州市場から始まるワンタン麺の逆襲 - No think!
話が逸れたが、とにかくそれ位席の広さと”腹を満たすのか?”・”くつろぎたいのか?”で選ぶ店は変わるのである。
(画像は公式WEBサイトより)
人気フライの盛り合わせ 豚と牡蠣のコラボレーション!
お昼の盛り合わせ定食「ろ」
フライ・・・サクッとカリッと、お店ならではの揚げたての食感を先ずは楽しみたい。その後から続くロースカツの柔らかさ、牡蠣フライの旨味が堪らない。さらに通常のソースの他に辛みを増したソースが用意されているのでお好みで使い分けたい。牡蠣フライにはもちろんタルタルソースが付属する。
ごはん・味噌汁・・・とんかつ達に比べると日陰の存在になりがちだが、ごはん、味噌汁共に何れも劣らぬ名わき役達だ。とんかつとの相性抜群のごはん! 更にそのごはんに絶妙に合う味噌汁。更に更にいずれも”おかわり”が可能である。
キャベツ・・・これが無ければとんかつは始まらない。ボールにドサッと盛り付けてくれる。専用のドレッシングをかけても美味しいが個人的にはとんかつを食べる時のキャベツはとんかつソースをかけて食べたい。ドロッとしたソースとの相性も◎でこちらも”おかわり”が可能なので心行くまでキャベツまみれになりたい。
とんかつ→ごはん→味噌汁の無限ループ
写真では小さく見えるかもしれないが、ごはんと味噌汁、そしてキャベツの援護を受けると箸が止まらなくなる。
正面のロースカツに気を取られていると、背後に潜んでいる牡蠣にヤられるので警戒が必要だ。
この牡蠣、めっちゃ粒がデカい。単品で注文すると1個400円する牡蠣の大きさは尋常では無い。
一口で食べるのは不可能なので是非何回かに分けて味わいたい。
牡蠣独特の旨味と苦みが味わえ、さらに衣のサクサク感が楽しい歯ごたえと共に包んでくれる。
絶対にそんなに食べれないとは思うが10個くらい食べたくなる。
とんかつソースでもとんかつソース(辛)でもタルタルソースでもなんでも美味しく食べられる。
強いていうならやっぱりタルタルソースが一番だろうか。
(もう牡蠣もカツも美味しすぎて箸が止まらない!)
これでとんかつ or 牡蠣 → ごはん → 味噌汁と食べ始めるといくらでも食べられるので恐ろしい。
”自分的には完食できるか微妙なライン”の腹具合でも「ええい、いっちゃえ」とついつい”おかわり”を頼んで食べてしまう。
さらにキャベツを間に挟もう物なら、もう始末に負えない。
とんかつ・牡蠣・ごはん・味噌汁・キャベツの波状攻撃に完全に撃沈させられる。
たまには知らない街でも食事を
渋谷を蛇蠍の様に書いていたけど、渋谷界隈で落ち着いた店が無い、と言う訳でも無いと思う。
渋谷駅を起点としてある程度の距離をあるけば静かな店は結構あるハズだ。
今回は箱根ヶ崎が渋谷自体にあまり詳しく無くて1、度行ったお店をチョイスしたに過ぎない。
ただ、知らない街に行って初めて入る店が美味しかったり新鮮な驚きがあるのが楽しいのであまり行く街を絞らずに色んな店に行ってみたいと思う。
それでは、また。
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かつ吉 渋谷店