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有給休暇を使ったダブルワークは違法?気になる部分を詳しく解説

有給休暇は、働いている人全てが等しく持っている権利であり、会社に申請をすれば「指定した日に休める上に、給料まで貰える」という、便利すぎる制度。

 

そんな有給休暇ですが、なにをしても自由なのでしょうか?

普通の休日と違い、なにかの理由があるから休みます、と会社には申請しているはず。

たとえば副業などのダブルワークを理由に、休んでもよいのでしょうか?

 

この記事では有給休暇の過ごし方、特に副業やダブルワークを有給休暇中にしても良いのか、について詳しく解説していきます。

ぜひ、自分なりの働き方の参考にしてください。

有給を使ったダブルワークは違法なのか解説するイメージ写真

有給の使い方は法律上、100%自由

いきなり結論ですが、有給休暇を申請した上で副業やダブルワークを行うことは法律上はOKです。

 

その理由の1つに、昭和48年に有給休暇の習得理由で争われた裁判での判例があります。

つまり、有給休暇の申請を行った上で、会社以外の場所で働くこと自体は、法律上はひとまず問題はありません。

一、年次有給休暇における休暇の利用目的は労働基準法の関知しないところであり、休暇をどのように利用するかは、使用者の干渉を許さない労働者の自由であると解すべきである。

林野庁白石営林署事件 最高裁判所 判決

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▼有給休暇の使い方はこちらの記事でも解説しています

しかし、社則では罰則があることも

しかし、法律的にはOKでも会社的には罰則があることも。

有給休暇を申請した上で、副業・ダブルワークをしたいのであれば、社則で次の2点を確認してみて下さい。

  • 有給休暇の申請理由は細かく書く必要はあるか
  • 副業は可能となっているか

この2点です。

 

本来は、有給休暇を申請する上では、特別の理由は必要ありません。

なぜなら有給休暇は労働者が申請すれば、会社側はよほどの理由がなければ拒否できません。

その「よほどの理由」に有給休暇を申請する目的は関係ありません。

そのため、申請欄には「私用のため」と書いておけばOKです。

つづいて、会社側で副業が認められているか、という点。

「2重の所属を禁ず」と微妙な書かれ方をされている場合もあるので、確認が必要です。

もし「副業禁止」と書かれている場合は、リスクを負って会社にバレないように上手にやるか、諦めるかの2択となります。

有給を使ったダブルワークは違法なのか解説するイメージ写真

2重の所属を禁ず、などと微妙な書かれ方をしている場合は一度上司に、さりげなく確認してみましょう。

文章のニュアンスとして「会社に迷惑をかけない範囲なら黙認するよ」くらいの場合があります。

ちなみに、私もこのくらいの微妙なニュアンスの書かれ方で悩んだことがあります……。

 

結果としては、本業以外に別の会社に所属することを禁止する、ということでした。

つまり会社に所属しない形での副業ならば、社則違反にはなりません。

▼副業についてはこちらの記事もどうぞ

ダブルワークは別の問題が発生することも

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有給休暇を使った副業やダブルワークは、「有給休暇の使い方としては問題がなくても、労働法としては問題」となる場合があります。

 

それは、労働時間による問題です。

一般的な会社であれば1日8時間労働が基本となります。

そして、それを超えた分の給料を割増賃金という形で、残業代として貰っています。

 

しかし、副業を掛け持ちしている場合などはこれが問題。

たとえば、6時間勤務のアルバイトを2つ掛け持ちしていた場合。

どちらが超過した分の給料を支払うのでしょうか?

有給を使ったダブルワークは違法なのか解説するイメージ写真

労働法上、労働時間は働いている人に着くもの。

そのため働く会社が違っても8時間勤務したあとに、別のアルバイトを6時間すると、始業直後から残業代発生、という良くわならない事態に。

このあたりは、厳密に言えばNGですが黙認されている、法律のグレーな部分。

 

本業の会社は、副業を何時間しているか分かりませんし、副業の会社は本業が何時間してきているのか、わかりません。

労働者がダブルワークで罰せられることはありませんが、社則によってはアルバイトが禁止だったり、法律上もグレーな部分があったりと、スッキリしません。

法律上の問題を回避しつつ、働ける副業とは?

では、労働法上の問題をクリアしつつ、2重の所属を禁ずという、社則もクリアする方法はないのでしょうか?

 

1番手軽な方法は個人事業主として働くことです。

業務委託契約 を結んだ上で働くのであれば、法律上の「労働者」としては扱われません。

有給を使ったダブルワークは違法なのか解説するイメージ写真

つまり、どれだけ働いても労働時間の制限は受けません。

また、個人として働いているため、どこかの会社に所属しているわけはありません。

これで、微妙なニュアンスで書かれている社則もクリアできます。

 

では、個人で請け負える仕事とはどんなものがあるのでしょうか?

有給休暇を使って個人でも請け負える仕事

ウーバーイーツ(UberEats)

コロナ禍による外食需要の低下で、一気に広がった配達業。

レストランなどから、食事を自宅まで配送します。

有給を使ったダブルワークは違法なのか解説するイメージ写真

アルバイトなどではなく、完全出来高払いの個人事業主としてウーバーイーツのサービスを提供します。

田舎では難しいですが、ある程度のお店と人口が見込まれる地方都市や東京・大阪・名古屋などの大都市では人気の仕事です。

 

手軽にサクッと始められるのも、大きな魅力です。

Webライター

私も実際に執筆している仕事がWebライターです。

インターネット上のWebサイトに記事を掲載して、その執筆料として報酬を貰います。

有給を使ったダブルワークは違法なのか解説するイメージ写真

時間給ではなく、ライター業は文字単価での料金計算となるのが特徴。

そのため文字単価2円で2000文字の記事ならば「2×2000=4000円」の報酬となります。

1時間で執筆が完了すれば時給4000円の高効率な仕事ですが、5時間かかると時給800円となってしまいます。

 

文章を書くことは、ある意味誰でもきることなので、いかに効率良く文章を書けるか? が、ポイントです。

かと言って、いい加減な文章や雑な文章では次の依頼はありません。

アフィリエイター

ホームページやブログなどで商品を紹介して、実際に購入された額の何割かを報酬として貰う仕事です。

なんでも人気の物を紹介すればいい、というほど簡単には売れません。

人の気持ちや世の中のトレンドなどを読みつつ、どんな紹介方法なら物を買ってもらえるか考えなければなりません。

有給を使ったダブルワークは違法なのか解説するイメージ写真

人気のYoutuberでも、特定の属性(化粧品・旅グッズ・ガジェット)などを紹介している人はアフィリエイターと言えるかもしれません。

目指すのは大変ですが、当たれば月10万~100万以上の売上や収入が見込めます。

「もしもアフィリエイト」で空き時間を収入に変えてみたい方はこちら

有給休暇を使うなら、時間に捕らわれない働き方を

他にも様々な個人事業主としての副業がありますが、私がオススメするのは「時間に捕らわれない働き方」です。

有給を使ったダブルワークは違法なのか解説するイメージ写真

たとえば、楽な仕事で人気の試験官のアルバイト。

試験場でカンニングなどの不正が無いか見張りつつ、試験終了までを過ごします。

ほぼ、何もしなくて良い反面、試験の日程や時間に左右されます。

 

そうではなく「あ、1時間あるからちょっとやるか」くらいの気楽にできるのが、理想の副業だと思っています。

先ほど、ご紹介したもの以外にも、メルカリを使った転売や、定番の株なども、大きく儲けようと思わなければ手ごろな副業と言えます。

まとめ

  • 有給休暇を使ったダブルワークは違法ではない
  • 個人事業主なら労働時間の制約を受けない
  • 副業では、時間に縛らないものがオススメ

この記事をまとめると以上の3点になります。

 

有給休暇と取った上でさらに副業をする、ということは「本業の給料+副業の報酬」と実質2人で働いているようなもの。

会社の給料を数万円上げるのは、年単位で時間がかかりますが、副業であれば数万円稼ぐのは難しくありません。

(簡単にできる、とも言えませんが……)

 

ぜひ、自分の働き方に合った副業を見つけて、有給休暇もうまく取り入れながら自分らしい生活を送って下さい。

▼記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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そもそも旅行に出かける休みが取れない、という人は

アルバイトでもパートでも派遣社員でも、働いている人には有給休暇を取る権利があります。

休日に有給を加えて旅行にいったり、自分の好きなことに時間をつかうことは、生きていく上で大切なことです。

 

有給は雇用形態に関わらず、与えらえています。

しかし、周囲の空気や上司に気を使って、有給が使えないのはツライですよね。

 

  • どうすれば、有給を取りやすくなるのか?
  • そもそも有給を使うのに理由はいるのか?
  • 有給を申請したら、日付を変えろって言われた。

 

有給休暇は労働者の権利! 権利を侵害する上司や会社は訴えてやる!

と、勢いよく言っても、同僚から「面倒くさいやつ」と思われるのも考えもの。

権利は権利として主張することが必要ですが、過度な主張をして職場で浮いてしまうのも避けたいところ。

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そんな方法をまとめた記事もあります。

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