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集まれ! カフェとカレー好き!! 鎌倉 OXYMORONのチキンカリー

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関東の古都、鎌倉。

湘南や江の島にほど近い鎌倉にはカフェや雑貨屋など多くのお洒落スポットが集まっている。

ただ、何気にカレー激戦区と言う一面もあるのだ。

鎌倉に行ったらシラス丼やパンケーキも食べたいが、趣向を変えてカレーを食べてもいいかもしれない。

海とかサーファーとかと親和性も高そうだと勝手ながら思う。

スターバックス 鎌倉御成町店

朝、鎌倉駅に到着。

観光地での昼食は戦争なので先手必勝である。

 

昼食時ともなると人気店は長蛇の列、果てはチェーン店までもぎっしり黒山の人だかりになる。

多少飯の時間を遅らせれば……なんて思っていると昼飯にありつけるのが3時とかになったりする。

折角楽しみにしていた旅行だけど並んでいて時間は潰れるし、腹は減ってイライラするし良い事が無い。

 

観光地では開店と同時、できれば開店の少し前には店の前で待機しておきたい。

そうすればその日1巡目の客になれるので食事の提供もスムーズに行われ、いつ食べられるのか解からずイライラする事が無くなるのだ。

従って、観光地自体の現地入りはもっと早くなる。

朝8時に鎌倉駅へ到着、スターバックスで休憩と朝食をとる事にする。

 

わざわざ鎌倉まで来てスターバックスに行く理由は1つ。

ここのスターバックス、鎌倉御成町店の店舗が非常にカッコいいのだ。

 

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このお店は、鎌倉の一等地にあり、「フクちゃん」で有名な漫画家、横山隆一氏の邸宅跡地に建てられました。氏の生前、漫画家たちが集まるコミュニティの中心地でもあった邸宅は、氏が愛した桜の木、藤棚、プールなどをそのまま残しながらも、こだわりのある地元の方々が心地よく集う空間に生まれ変わりました。

鎌倉御成町店 | スターバックス コーヒー ジャパン

 

鶴岡八幡宮を参拝する道とは少し離れ、閑静な住宅街にある店舗は早朝はとても静かで観光地とは思えないくらいゆっくりする事が出来る。

 

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少し時期は違うが春は藤の花を見る事が出来る。

プールの上に咲く藤は本当に見事で見ていて飽きない。

朝のコーヒーは美味しいが、藤を見ながらだとより美味しく感じる。

 

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(写真は5月に撮影した写真になります) 

指輪の魔法使い gram(グラム)

コーヒーでテンションを上げ、午前中にいくつかお寺を見たら早めに店舗の前に行っておきたい。

鎌倉の観光はお寺が多い為、早朝から行っても退屈しないので時間を有意義に使える。

 

先のスターバックスとは別方向、鎌倉駅から鶴岡八幡宮方面へ5分程。

そこから小道を入った所にOXYMORONの店舗はある。

早朝であれば静かかもしれないが、行楽シーズンともなると人でごったがえす。

 

OXYMORONの人気もあるが、同じ場所にシルバーアクセサリーの店舗が入っており、そこもかなりの人気店である。

人気店×2の行列はハンパでは無い。

 

シルバーアクセサリーの店舗”gram(グラム)"は指輪をその場で職人が作ってくれるサービスが人気だ。

本当に目の前で只の輪がみるみる指輪に加工される様子は見ていて飽きない。

一見簡単そうに見えるが絶対出来ない。

難しい事を難しそうにやるんじゃなくて、あえて簡単そうにやる所に職人の技術の高さが垣間見える。

本当にクイクイっと曲げて、柄をトンカチでトントンと叩くともう完成しているのだ。

多分、みんな指輪の魔法が使えるのだろう。

 

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 カリーと甘いものと雑貨 OXYMORON (オクシモロン)

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11時から開店なので当初の予定通り開店時間少し前に店舗前で待機しておく。

ちなみに予約が可能なので万全を期すなら予約をして望みたい。

 店内はレトロかつ温かみのある雰囲気で統一されていてこれぞ”カフェ”と言う感じだ。

個人的にイチオシのカフェ"itonowa"っぽくて好きな雰囲気である。

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待つ方からすれば大変だが満席となっても、店外で待つスタイルの為大きな店舗と言う訳では無いがゆったりと広く感じる。

ただ、夏は待っている人に水の差し入れを入れたり店側の配慮が光る。

椅子もテーブルもカッコいい、と言うよりは可愛らしいデザインで愛着が湧く。

可能ならそのまま持って帰りたくなる。

 

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さらに店側の配慮はメニュー表にも及ぶ。

メニュー表に添えられた紙には待っているお客への配慮を促すメッセージが書かれている。

店舗によっては口頭で言われる事もあるが、紙に掛かれていると非常に受け入れやすく思えるのだ。

紙もコピー用紙では無く、店の雰囲気を損ねない厚紙に印刷されている。

あと、皮のメニュー表がシブくてカッコイイ!

 

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メニューは基本のカレーに加え、季節のカレーがある。

どれも非常に美味しそうだ。

初めての店に来ると毎回悩むがここでもやっぱり悩む。

 

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初心者は大人しくオーソドックスなチキンカリーにするか?

それとも写真をみたときにすげー気になったキーマカリーにするか?

 

キーマカリーは平いご飯の上にルーが乗っており更にその上にネギが乗っている。

これだけネギを前面に出したカレーは初めてである。

単純にとても興味をそそられる。

 

チキンカリーはチキンカリーでこれぞ王道! と言わんばかりの風格がある。

どっちが良い?いや、どっちでも良い!

他の物を食べる時にカレーの匂いを嗅ぐとカレーが食べたくなってくる。

ただ、他に目的の物があった為涙を飲んできたが今回は思う存分カレーを楽しむのだ。

 

カリー+飲みもの+甘いもの

 今まで行ってきたカレー屋史上最長の長考を経て”チキンカリー”を選ぶ。

となりのおじさんがキーマカリーを食べててかなりグラっと来たがまずは王道の味を食べてみる。

カレーと飲み物、デザートがセットになっているメニューが有るのが非常に嬉しい。

観光地だとメインだけで2,000円近く行く場合があるが全部込みで1,800円はかなり安いと思う。

 

注文を済ませワクワクしながら待つ。

開店と同時に入店したのでそれほど待つ事も無くチキンカリーが運ばれて来た。

激戦区の鎌倉でもかなり上位に位置するカレーなだけに期待も高まる。

 

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 チキンカリー

カリー・・・大きなチキンが中に潜んでいるが、しっかり煮込んであるのでお肉はホロホロ崩れて食べやすい。カレーはスープ状に見えるがザラっとした舌触りがあり、一緒に煮込んだ材料等を感じられる。たっぷりの量が、見た目にも心強い。

 

ご飯・・・雑穀米の様でやや硬めの歯ごたえがある。その歯ごたえがカレーと一緒に食べてもしっかりと存在感を主張する。野菜・チキンとの相性も良く縁の下の力持ち的存在。

 

初めて入るカレー屋の場合、大きな問題がある。

辛さの調節をどうするか? である。

 やや辛党の自分好みの味で食べたい為に今回は中辛をチョイスしたが、ここを誤ると痛い目に会う。

初見で下手に辛口や大辛を選ぶと、美味しく食べる筈のカレーが延々と苦痛を味わう事になる。

ただ、かと言って甘口ではパンチが足りない場合があると思う。

 

OXYMORONでは最初に甘口~大辛まで辛さの種類を選ぶことが出来る。

あまり辛くし過ぎると本来の味を楽しむ余裕が無くなるので、自分に合う適切な辛さを選ぶ事が美味しく食べる為のカギだ。

  

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季節の甘いもの コーヒーゼリー&オクシモロン マイルドコーヒー

コーヒーゼリー・・・トッピングの珈琲豆がかわいい。ゼリー自体にコーヒーの味がしっかりするので、単体で食べても上のクリームと一緒に食べても美味しい。

 

オクシモロン マイルドコーヒー・・・癖の無い風味で食後のデザートに合う。中深煎りと言うだけあって苦みも少なく飲みやすい。

 

 外食でコーヒーゼリーって最近食べてないなーと思ってコーヒーゼリーを。

食後はやっぱりコーヒーだよねと思ってコーヒーを。

 デザートが来てから気づいたけど、すげーコーヒー好きな人なんだと思われたかもしれない。

 

 完全にコーヒーが被った。だだ被りである。ちょっと失敗した。

もう逆に考えて、コーヒーでコーヒーゼリーを嗜むのが通っぽいと無理矢理考えるしかない……。

ただ、今まで食べたコーヒーゼリーの中でダントツで美味しい! 甘さも控えめで味が濃いカレーの後に食べる事で、口の中がさっぱりする。

 

OXYMORONとyumiko iihoshi

本当はゆっくり食後の余韻に浸っていたかったけどそうも言っていられない。

店の前には行列が出来ているので食べ終わったらさっと離席するのがスマートだろう。

食べている時に気づいたけど、食器類が"yumiko iihoshi"だ。

 

なんとなく"itonowa"に雰囲気が似ているなーと思ってたけど店内や店員さん、だけじゃなく食器も同じだったとは。

"yumiko iihoshi"の食器は独特の手触りと装飾が無いシンプルな外見が特徴だ。

同じ種類でも全て1点モノなので、店によっては買う時に在庫を全部出して見せてくる。 

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(※画像は公式サイトより)

 

あまり売っている場所が無い作家さんだけどOXYMORONにも少し売っていた。

ここまで大きい棚は必要ないけど、家の棚もちょっとこんな感じにしてみたいと思える。

 

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 食事をする所は、食事だけじゃなくてその場所も提供している。

食べる環境も含めて美味しい食事なのだと強く思う。

そんな中、OXYMORONは静かな店内・店側の配慮・目にうるさくない店舗デザインと美味しい食事に集中する事ができる。

そんな場所はそれほど多くは無いと思うので、良いお店との出会いを大切にしたい。 

それでは、また。