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【王ろじ/新宿区】邪道?王道?とんかつ発祥の老舗で食べるとん丼!

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とんかつ屋で食べるとんかつってちょっと特別感がある。
別にファミレスで食べても、スーパーの惣菜コーナーで買ってもいいけど、とんかつを油に入れて揚げる音や、香ばしい匂いを前座にしてからのとんかつを食べると、一層味わい深く感じる。
(個人の感想です)
 
材料や調理方法も大事だけど、とんかつ屋に入った時に香る匂いを嗅いでから、席に着いてお茶を飲む。
そして、他のお客さんに出されるかつを見ながら期待を高め、自分の前に出されたかつを食べる。
この一連の流れも大切なのである。
(あくまで個人の感想です)
 
そんな一連の流れを味わえる老舗が新宿にある。
”王ろじ”は大正10年創業のとんかつの老舗だ。
大正10年と言えば1921年である。東京オリンピックの時は創業99年になる予定なので、その歴史は半端では無い。
(とんかつ発祥の店には諸説あります)
 
新宿の大通りから少し奥まった所にある立地は流石の風格を感じる
店名の由来は「路地の王さま」を目指して、”王ろじ”となったのも頷ける。
 
土曜日の夜という事もあり、お店の前には10人程の行列が出来ている。
普通の繁盛店であれば「10人か、楽勝だな」となるが”王ろじ”はとんかつ屋である。
 
だが、調理に時間が掛かる揚げ物屋で10人+店内の人数となると、長期戦も考えられる。
ここは地道に順番が来るのを待ちたい。

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(行列に並んだら大人しく待つべし)

 
”王ろじ”のメニューはシンプル。ごちゃごちゃと余計な物が無い気風の良さを感じる。
とんかつセットにエビフライセット、そしてカレーとサンドウィッチ。
 
エビフライはともかく、他のメニューは中心に一番の売りであるとんかつを据えた盤石の布陣。
この頑固さと言うか、職人っぽいのがいかにも”定食屋”って感じがして楽しい。
 

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とん丼

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昔ながらの”とろり”としたカレーに、ソースが掛かったとんかつが圧巻!
ソースはコク深く、サクサクのかつとカレーのコンビネーションにスプーンが止まらない。
 

とんかつ・カレーの絶妙コンビネーション!

とん丼と言われると、タレが掛かった焼き豚的な物がごはんの上に載っているイメージがある。
が、”王ろじ”のとん丼は一味違い、一般的にはカツカレーのイメージだ。
 
カレーは甘口よりもややピリ辛で、ソースが掛かったかつの味に負けずに主張してくるのが嬉しい。
また、かつに掛かったソースの部分とカレーを一緒に食べると、味がより一層コク深く感じる。
メインのかつも食べればサクサクと心地いい音が聞こえ、噛めばジューシなー肉汁が溢れて、食べ応え十分。
 
店内の雰囲気も「うちは老舗ですから」と気取った感じも無く、少し気難しそうな店主、愛想のいいおばちゃん、それをサポートする店員と好バランス。
サクサク・コク旨のかつと一緒に、ノスタルジーも一緒に楽しめるお店だと思う。
 
ただ、果たしてとんかつのお店で”とんかつ定食”的な物をオーダーしないのは、果たして良いのだろうか……。
別に何を頼んでも自由だが、なにやらちょっぴり申し訳ない気持ちになる。
 
それでは、また。
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王ろじ

営業時間:11:00~15:00・17:00~20:30(火曜日は昼営業のみ 2018.09.09時点)
定休日:水曜日