東京・大阪など都市部での生活では、車よりも徒歩+電車での移動が多いのではないでしょうか?
車と違い、徒歩移動の場合は自分の荷物は、自分で持って歩かなければなりません。
そうなってくると、どんなバッグを普段使いするかは重要ですよね。
生活スタイルにもよりますが、多少の買い物であればバッグに入れてしまいたいところ。
そして、できることなら両手も自由にしておきたいもの。
さらに言えば、シンプルなデザインであること。
これらの条件を満たしているバックパックがArc'teryx(アークテリクス)の「アロー22」です。
この記事では、シンプルなデザインで収納性に優れ、さらに人間工学に基づいて設計されたアロー22を徹底レビューすると共に、その魅力をご紹介します。
最後まで読んでいただければ、バックパックとしてはやや高額なアロー22を買う、最後の一押しになります。
Arc'teryx アロー22
値段(定価):29,700円(税込み)
カラー展開:Stealth Black・Wildwood・他コラボモデルなど有り
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Arc'teryx アロー22 徹底レビュー
全体
まず目を引くのは全体のシャープなデザイン。
バックパックというと登山などに使う機能的なものや、ノースフェイスのBOXタイプのものなど、ややゴツイ印象のものが多いところ。
しかし、アロー22はシャープな印象を保ちつつ、曲線のあるシンプルなデザイン。
男性はもとより、女性でも馴染みやすいデザインです。
初めて販売されて以来、20年近く生産され続けているのは、その完成されたデザインや使い勝手によるもの。
必要最低限にして、必要十分なものが凝縮されたバックパック、と言えます。
背面ポケット
おそらく、タウンユースでは使用頻度の高い場所。
財布やキーケース、人によっては携帯など、小物の収納に便利な部分です。
頻繁に使うものを、ストレスを感じさせず出し入れできます。
中には小物を吊るせるフックがありますが、一転してこちらの使用頻度は低め。
鍵なども、ざっくり放り込んで収納できるのが、この部分の魅力です。
ただし収納力としては、あくまでも「サブ」的な位置づけ。
あまり多くの物を入れると返って取り出しづらくなってしまいます。
あくまでも、よく使う小物を入れておくのがオススメです。
ちなみに正面から見える部分は防水加工のナイロンが使われており、普段使いする上で雨などに対しては、ほぼ心配する必要はありません。
本来、登山用のバックパックなので、タウンユースする上ではオーバースペックなほどの防水性。
単純な素材としての防水性能ならSEALのバッグが最強ですが、かと言ってアロー22が役不足な訳ではありません。
SEALのバッグはトラックのタイヤをリサイクルして、生地にしているので強すぎるのです。
▼SEALのバッグのレビュー記事はこちら
背面中央のファスナー
ファスナー部分もしっかり止水ファスナーが採用されています。
普通のファスナーでは、噛み合わせの隙間から浸水してしまいますが、こちらはがっちりとガードされているのが心強い。
当然ですが、しっかり上まで閉めていないと、浸水してくるので注意が必要です。
メイン収納部分
こちらはメインの収納部分。
ファスナーは一般的な2重タイプです。
開け閉めに関しては、過不足無く開閉できます。
最大限、ファスナーを開いた写真がこちら。
大きく口が開くので中身が見やすく、簡単に取り出しができます。
二泊三日なら、荷物のパッキングはこのくらいで十分。
— 箱根ヶ崎@会社員×ブロガー×Webライター (@pn3pn3) 2019年8月1日
✔️充電器類
✔️Surface
✔️洗濯して干す用の小型ハンガー
✔️アメニティ類
✔️着替え一日分 pic.twitter.com/07h3ioo0hq
見た目のスリムさに反して収納力は大きく、2泊3日程度の旅行であればアロー22だけで十分です。
少ないように思うかもしれませんが、荷物は少ない方が気軽に旅に出かけれます。
▼気軽に旅行に行きたいときはこちら
私はSurfacePro6を使っていますが、シェルケースに入れても楽に収納できます。
プライベート以外で、通勤用に使うのであれば十分な収納力といえます。
インナーポケット
メインとなる収納スペースの内側(背負うと背中側になる)に、インナーポケットがあります。
薄いものはこちらに収納しておくと、取り出しやすくなります。
元々は登山のときに使う、飲料水を保存するスペースです。
そのため、あまり大きなものは入りません。
私は旅行中に読むキンドル・文庫本・パンフレットなどを主に入れています。
ガバッと開けて、背中側のポケットに手を入れるだけなので、素早く取り出せて便利です。
サイドポケット
アロー22のサイドポケットは、左右で違います。
左側のポケットは、入り口にゴムが仕込まれており、キュッと閉まるのが特徴。
主にペットボトルなどを入れて使うことが多いです。
サイズなどは以外に大きく、500mlサイズのペットボトルであれば簡単に入ります。
冬場はともかく、暑い夏場は歩いていてサッと飲むことができるのがポイント。
体格にもよりますが、背負ったままでペットボトルを取り出すことも可能です。
右側のサイドポケットは、マジックテープで入り口が閉じます。
そのため、小物などを収納することが可能です。
私は主に、ICカードなどをケースに入れて使っています。
こちらも体格によりますが、背負ったまま出し入れが可能です。
背負った感想
購入してから主にタウンユースと、数日間の宿泊がある旅行で使用しました。
基本的に旅行中はずっと背負っていましたが、肩が疲れることはなく、快適に旅を満喫できました。
肉厚の肩パットがしっかりと重さを分散してくれるので、長時間の使用でも快適に活動することができます。
また、夏場であれば独特のカーブによって背中の不快なムレを防いでくれます。
100%完璧に、というわけにはいきませんが、それでも以前使っていたバックパックよりマシになりました。
また、背負っていないときは頭の部分にあるハンドルが活躍します。
固めのハンドルなので、少しくらい荷物が入っていてもガッチリ持つことが可能です。
長時間持っているとさすがに疲れてきますが、バックパックなので問題になるほど手で運ぶ機械は多くはないはず。
都会であれば、満員電車に乗車するときなどに使うのがオススメです。
コーディネートにアロー22を
大ヒットしたノースフェイスのBOX型バックパックのようなインパクトはありませんが、シンプルな作りのアロー22は、どんなコーディネートにも合わせやすい安定感があります。
元が登山用のバックパックなので、スポーティーな服装にも十分使えます。
なんとなくコーデ
— 箱根ヶ崎@会社員×ブロガー×Webライター (@pn3pn3) October 21, 2019
秋っぽい気温になったのでレイヤーで色々出来るのが嬉しい
ジャケット ZARA
パーカー UNITED TOKYO
サイクルパンツ UNITED TOKYO
革靴 RAGEBLUE
リュックサック Arc'teryx
#30代ファッション #メンズファッション #秋コーデ pic.twitter.com/qhhaSgx5dy
主張しすぎないデザインは、通勤用のバックパックとしても使えます。
職場がややカジュアル色が強いのであれば、ジャケットスタイルにも問題なく使うことができます。
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まとめ
- 通勤・通学から短期間の旅行まで対応できる収納力
- 止水ファスナーや防水素材など、タフな使用でも大丈夫な耐久力
- シンプルで飽きの来ない、完成されたデザイン
様々な会社から、バックパックが発売されていますが20年以上、大きなデザインの変更をしていないバッグは珍しいのではないでしょうか?
値段的にはやや高いアロー22ですが、1度購入してみれば、その使い勝手や完成されたデザインに満足するはず。
ぜひ発売から、20年以上大きく変わっていないデザインと背負いやすさを体験してみて下さい。
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