
シンプルな服装を考える上でボトムスを何にするかは結構重要な問題である。
トップスはジャケット・Tシャツ・シャツ等々、色々な組み合わせが可能だけど、男性のボトムスの場合は基本的にパンツ一択だ。
更に、そのパンツで体の半分が足だと仮定すれば、全体の約50%くらいの印象が決まってしまう。
女性の場合はパンツスタイルとスカートスタイルの2種類のファッションが可能なので、単純に男性の2倍はコーディネートに幅が出る計算になる。
なので、男性の場合はシルエットやサイズ感、色で差別化を図っていきたい。
夏場に9分~7分丈くらいのパンツを履く事はあっても、それ以上(と言うか以下)の短さのパンツとなると抵抗を感じる。
相当オシャレな人じゃないと”見た目は大人・中身は子供”的な痛い感じの仕上がりになる。
とにかく、男性のボトムスの選定は慎重に行っていきたい所だ。
そして買うからに、動きやすい事は勿論、ある程度どんな格好にも合うパンツを選びたい。
年によって流行り廃りはあるけど、男性であれば細身でシンプルな
色使いのパンツであれば年齢問わず長く使えると思う。
UNITED TOKYO

(画像は公式Webサイトより)
株式会社TOKYO BASEは2008年創業のドメスティックブランド及びオリジナルの衣料品や雑貨類の小売販売を主な事業とする企業。
STUDIOUS及び、UNITED TOKYO[1]の運営を行っている。セレクトショップSTUDIOUSで取り扱う商品は全て日本国内のブランド商品、または日本国内で生産されたオリジナル商品。UNITED TOKYOにおいては全てが日本国内で生産されたオリジナル商品である。2016年1月現在の店舗数はECを含めて、27店舗。
TOKYO BASE - Wikipedia
元々セレクトショップを運営していたアパレル会社が2015年に立ち上げた新進気鋭のブランドが「UNITED TOKYO」だ。
ここのブランドを知った時から友達には「え? ユナイテッドアローズ?」と言われるが関係は無い。
(いや、ユナイテッドアローズも好きなブランドだけど…)
”日本の新たなモードスタイルを世界に発信すること”をコンセプトに、すべて国内生産にこだわったブランドである。
モード系のブランドと言いつつ、実際のラインナップはそれほど”がっつり”ではない。
比較的細めで綺麗めなスタイルとの相性が良いと思う。
オール・メイド・イン・ジャパンは個人的に好きなバッグのブランドである”SEAL”にも通じるので親近感が湧く。
販売されている服のタグには47都道府県のどこで作られたか解かるように、県のマークが入っているのが印象的だ。

現在は東京・横浜・名古屋・大阪・福岡に店舗を構えている。
特に、新宿の店舗はメンズとレディースに分かれているのでしっかり見たい場合は少し足を伸ばしてもいいかもしれない。
綺麗めの黒デニムが欲しい
久しぶりにボトムスを買うにあたって、いくつか理由があった。
理由をまとめるのであれば、デニム地の色以外のボトムスが欲しかった、と言う欲求に尽きる。
モノトーンのコーディネートをする際に、デニム地では青っぽい色が入ってしまうので黒のボトムスが欲しかったのだ。
大学生の時にジャケットに出会った事がそれ以後のスタイルを決めたと思う。
ジャケットに代表される綺麗めコーディネートが好きになり、服を買う際も手持ちの服装に取り入れられるか? が選ぶ際のポイントになった。
(たまに迷走するけど)
綺麗めと言っても、トップスにジャケットを持ってきているのでボトムスまで綺麗にするとスーツみたいになってしまう。
”綺麗め”はあくまで”スーツっぽい服装”の事で、この ”っぽい” と言う所にファッションの妙が詰まっていると思う。
ファッションは”ドレッシーとカジュアルのバランス”の取り方だと思っていて、ドレスに寄せすぎると硬い印象になってしまうし、カジュアルに寄せすぎるとだらしない、適当な印象になってしまう。
(あくまで個人の意見です)
試着の際に店員さんから聞いた「通常のアパレルブランドの原価率は25~30%なのに対して、”UNITED TOKYO”は原価率50%なのが売りです」との言葉も伊達ではなさそうで実際に履いてみるのが非常に楽しみである。
ネットで購入する事も可能で、「スキニー・ストレート・テーパード」の3タイプ展開だ。
さらにそれぞれ、1~3サイズがあり、色もいわゆるデニム地・白・黒の3色がある。
形だけでも、ピッタリしたスキニーか、スタンダードなストレートか、裾に行くに従って細くなっていくテーパードか、大いに悩む。
体形や好みもあるので、可能であればしっかり試着してから購入したい。
実際に履いてみた感想
手に取ってまず目に入るのは、生地の光沢感。
光沢があるが、ギラついた感じは無く、落ち着いた光沢感を感じる。
単純に真っ黒と言う訳じゃなくて、この”ちょっと光沢感”があるのが履いた時の陰影を強調している気がして良い。
(写真では、ほとんど黒にしか撮れないのが残念…)
履いてみて驚くのは細身のシルエットなのに、ストレッチが効くので動きやすい。
タイトな見た目に反して、履き心地は軽やかである。
また、横の縫製が緩いS字型に縫われているので、着用時にスラッとした見栄えになる。
このあたりの細かい作りのお陰で、「明日も履きたい!」と思えるのでテンションが上がる。

(少し解かりづらいが、白い線が縫製のライン。緩やかなS字を描いているのが解かる)
内側には、ゴムがレール状に入っているのも、特徴の1つだと思う。
真夏でなければ何かしらインナーを着ると思うので、それが外に出るのを防止するゴムレールは、地味な存在ながらありがたい。

(縁の下の力持ち的存在のゴムレール)
洗濯表記を見る者は服を制す?
Tシャツなどであればそれほど気にせず、じゃぶじゃぶやっちゃえば良いが今回のパンツは一味違う。
出来ることなら大切に洗濯しつつ、末永く履いていきたい。
その為にもタグの洗濯表記には注意しておきたい。
今まで洗濯表記は、ほとんど気にしなかったが改めて見てみると、衣類を扱う上での重要な情報がまとめられている。
本当に”いまさら”ではあるが、お気に入りの服の場合は特に注意したいところである。
とりあえず、左側から順に見ていきたい。

液体は40℃を限度とし、手洗いができる

塩素系及び酵素系漂白剤の使用禁止

タンブル乾燥禁止

日陰のつり干しがよい

底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる

ドライクリーニング禁止

ウェットクリーニング禁止
※ウェットクリーニングとは専門店の特殊な技術を使って、水洗いから仕上げまで含む洗濯の事。
洗濯の仕方やアイロンの温度を見ても、結構デリケートな生地の様である。
後半の表記はクリーニング店向けの表記なので、普段の洗濯ではそれほど気にする必要はなさそうだ。
ただ、前半の洗濯や乾燥方法はしっかりと覚えておきたい。
その他の表記に関しては消費者庁のWebサイトにて確認できるので、大切な服の為にも一度は目を通しておきたい。
◆【参照サイト】
広告

また明日も履きたくなるデニム
買う時は「これ欲しいな」と思って買った服でも実際に家で来てみるとイマイチな感じがしてタンスの肥やしになる事がある。
「買って良かったな」と思える服って単純に明日も着たい・履きたいと思える服じゃないかと思う。
この服を着るとワクワクする、気が引き締まる、そんな気持ちになれる服と出会えると嬉しい。
男のボトムスは基本、パンツスタイル一択だけど今まで持っていなかった黒デニムの登場でコーディネートを考える楽しみも増えた。
タイトなシルエットなのでシンプルにジャケットと合わせても良いし、黒色を生かしてマウンテンパーカーと合わせても良いと思う。
色とシルエットから、かなりドレスよりのアイテムではあるがデニムはデニム。
ポケットの形や縫い目の存在感がそれらを上手くカジュアルダウンしてくれている。
普通のデニム地ではカジュアルになりすぎる組み合わせでも、逆に硬くなりすぎる組み合わせでも、スーピマテーパードデニムが上手く中和してくれそうだ。
春~夏になると、明るい色の服が出始めるけど、全体の印象を引き締める為にも暗い色のボトムスは有効だと思う。
夏に黒は暑苦しいイメージがあるけど、トップスを白にしてボトムスを黒にしたモノトーンコーデなら以外にも涼しそうな見た目になる。
いずれにしても、今年のコーディネートの主役になりそうなデニムだ。
税込みで13,000円程度の価格で1年を通じて履いていけそうなので非常にお得感がある。
---
UNITED TOKYO
http://united-tokyo.com/